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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2010年03月23日

打撲の掃除

 腰痛や首・肩の痛みなど慢性的な異常で悩んでいて、どんな治療をしてもなかなか良くならない人の中に、過去の打撲が原因(骨折や捻挫も含めて)となっている場合があります。

打撲を受けたときの衝撃というのは時間の経過によってどんどん身体の中に内功していってしまうものなのです。

ですが、愉気によってその内功した打撲の衝撃を浮き上がらせ、処理することが可能です。

内功していったものを引き出していくと、また再度、打撲したときと同じ痛みが身体の表面に出てきます。

これは、何十年も前の古い打撲であっても、その打撲の痛みが表面に浮かび上がってきて、そのときを懐かしく思い出させるように痛みがぶり返してきます。

そうして、過去に打撲して鈍くなっていた処がきちんと異常の処として感じられるようになってくるのです。

そして、次第に痛みが消えていって、過去の古い打撲の衝撃が解消されるのです。

すると、それまでなかなか改善しにくかった骨格の歪みが整い、筋肉の緊張が弛み、今現在の悩んでいる慢性的な異常が ようやく変化してきて、回復方向へ向かうのです。

一般的に実際のところ、過去の打撲が原因とわかっていても、普通はどうすることもできず、打撲の後遺症で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

病院の先生は否定されると思いますが、整体の観点から診ますと、内臓疾患と思っているものでも過去の打撲の影響が原因となっているものもあるのです。

過去の打撲、古傷というのはきちんと処理をせずに放置しておきますと気付かないうちに身体をどんどん鈍らせていくものなのです。



打撲の掘り起こし

 それでは、その打撲の大掃除となる「古い打撲の処理」の方法をご説明します。

その前に、この「古い打撲の処理」を行なうには、適切な時季というのがあるのです。

それは、春の後半から初夏(四月~五月上旬)に向けての時季と言われています。

この時季というのは身体の奥に潜んでいる異常が表面化しやすくなる時季なのです。

古い打撲の処理はこの時季でないと、なかなか取りきれないと言われています。

「古傷が疼く」とよくいいますが、過去の古傷の出やすいこの機会を積極的に活用していこうということなのです。

では、具体的な方法をご説明します。


(1) 足の付け根に愉気をします。

  相手に仰向けになってもらい、両足の内股の付け根:前面部(そけい部)に、左右の

  手をそれぞれ当て、同時に愉気をします。


(2) 身体のどこかに痛みが出てきましたら、今度はその処に手を当て愉気をします。

  これは、根気のいる作業でして、最初はなかなか痛みが出てこないかもしれません。

  ですが、コツを得ることができれば痛みが出てきます。

  どちらかというと愉気する側の問題ではなく、受ける側にそのコツが要求されます。

  愉気をしてくれる人の手の気を感じ、それに反応する自分の身体を探るのです。

  と言うと難しく聞こえるかもしれませんが、そのコツとは、眼を閉じて夜空を眺めるよう

  なつもりで自身の身体の中を眺めるのです。

  これを内観といいますが、とにかく身体の中を眺めるのです。

  すると普段ではなかなか気付きませんが、身体の中では様々な感覚、変化が起こっ

  ているものなのです。

  たとえば、左の肩が張っていたり、右腰がズーンと重かったり、左足の親指がピリ

  ピリしていたり、胃がモヤーとしていたりなど、眼を開けて生活行動をしているときは

  全く気付きませんが、眼を閉じて瞑想のように身体の中を眺めますと実は様々な変動

  が起こっていることに気付かれると思います。

  たとえとして今述べた変動は身体の偏り疲労からくるもので、まだ過去の打撲では

  ありません。

  身体の中を眺めながら更に感覚を研ぎ澄ませていきますと、どんどん偏り疲労として

  の違和感が浮き上がってきます。

  そして消えていきます。

  出ては消え、出ては消え、の繰り返しがしばらく続き、すると今までとは違った異常感

  が浮き上がってくることがあります。

  昔、懐かしいあきらかな痛みです。

  そこで初めて過去の古傷と対面したことになります。


  痛みが出てきましたら、その痛みを感じてください。

  打撲したときのことを思い出しながら、その処に手を当て、愉気をしてください。

  不思議なことに打撲したときのことを思い出しますと、痛みの経過がスムーズなの

  です。

  痛みを感じていきますと更に痛みが強まってくることがあります。

  その強まった痛みはしだいに弱まりそして消えていきます。

  これも個人差があって、痛みが強まったり弱まったりを数回繰り返しながら、痛みが

  抜けていく人もいます。

  また、痛みの処が他の部位へ移動して、それから消えることもあります。

  その人が受けた打撲の衝撃の度合い、それによる二次的障害によって過去の古傷

  は様々な様相を呈して現れます。

  ですが、愉気をしながらその痛みと向き合うように感じとっていると最終的には消えて

  いきます。

  そこで、やっと過去の打撲の衝撃が清算されたことになります。


(*)その他の愉気ポイント:臍、後頭部、腰椎1,2,3番の1側



 痛みを浮き上がらせることが目的なのですが、その痛みがあまりにも辛いようでしたら途中で中止してください。

痛みに対して積極的になれないときは無理をする必要はありません。

日を空けながら少しずつ小出しにしていくとよいでしょう。

本来、愉気というのはとても心地よいものなのですが、この「打撲の掃除」としての愉気は様々な異常感と向き合うことになり、あまり心地よいとはいえません。

ですが、その浮き上がってきた異常感に耐えながら愉気を続けていますと空の雲が晴れてくるかのようにだんだんと痛みが軽くなり、消えていきます。

一般的には、打撲をしても痛みが治まればそれで終わりと思ってしまいますが、そうはいかないのが身体の現状で、その影響はしっかりと身体に刻まれているのです。

この打撲の掃除によってせっかく治っていた痛みと再会し苦痛を味わうことになりますが、それも身体の醍醐味と思っていただければと思います。


 子どもの頃の怪我など何十年も前の昔の打撲であっても、表面上は治っているように見えて、実はその影響が身体にしっかりと残っているということがあります。

ひどい頭痛が昔の交通事故によるムチ打ちが原因であったり、ひどい生理痛が子供の頃のお尻の打撲が原因であったり、本人が覚えているものから覚えていないものまで打撲の記憶というのはきちんと身体にプログラムされているのです。

何十年もの歴史を持っている打撲の衝撃を1回の愉気で処理するのは難しいかもしれません。

数日、数ヶ月、数年かかることもあるかもしれません。

ですが、愉気によって痛みが浮き上がってきた分だけ身体は過去の古傷から解放されたことになり、確実に回復の方向へ進展します。

自分一人でもそけい部に手を当て愉気することができますので、ぜひ兆戦してみてください。


 また、心の奥に内在する心の打撲というものがあります。

潜在意識の中にあるので、本人は気付いていないかもしれませんが、それは思っている以上に影響を及ぼしていることがあります。

春の後半から初夏(四月〜五月上旬)、身体の奥に潜んでいる異常が表面化しやすくなるこの時季に、身体の打撲の後遺症だけでなく、心の打撲の後遺症も表面化しやすくなります。

理由もわからず、何となく気持ちが不安定になったり、滅入ったり、イライラしたりということがあります。

その心の不安定になる原因は、特定し難く、様々であると思いますが、とにかくお腹によく愉気をしておくとよいでしょう。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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Posted by 心羽 at 18:40Comments(0)打撲

2010年02月16日

打撲:「打撲の衝撃」

 打撲の中には危険度の高い打撲と低い打撲があります。

危険度の低い打撲というのは、打ったときの速度があまり速くないもの、たんこぶができたり、腫れたり、出血したりするものです。

見た目はちょっと大変ですが、それらに関しては、さほど心配は要りません。

あきらかに、ドンッと打ったものでも痛みは表面上だけで、実際には身体もそう影響を受けず、思ったほどの衝撃ではなかったりします。

では、危険度の高い打撲とはどんな打撲なのでしょうか?

それは、速い速度で打った打撲なのです。

速度が速いほど、本人は何にも感じないことが多く、表面に影響が残らないのが特徴です。

また、打ったときの角度や打った瞬間の本人の呼吸が息を吐いているときか吸っているときかによっても、打撲の衝撃の浸透度は変わってきます。

基本的に息を吐いているときに受けた打撲の方が衝撃が深部に入りやすいのですが、特別なケースとして息を吐ききってから吸いに転じる僅かの呼吸の間隙の瞬間に打撲しますと、受けた衝撃は何倍もの威力となり、その後の身体に大きく影響を与えてしまうことがあるのです。

また虚をつかれたもの、そうでないものによっても受けた衝撃の浸透度が違ってきます。

どういう意味かといいますと、たとえば車に乗っていて後ろから追突されたとき、バックミラーで後ろからぶつかってくる車を確認して構えながらぶつけられたときは、身体も無意識に防衛しますので受ける衝撃が強くても案外その浸透度は抑えられるのですが、これが外の景色を眺めていたり、何かボーっと考え事をしているときなどに、後ろから不意をつかれて追突されますと、軽めの衝撃でも身体の内部に浸透してしまうことになります。

更に細かいことをいいますと、例えば、助手席の方を向いていたり、また後部座席から物を取ろうとしているとき、つまり顔を横に向けた状態、首を捻った状態で不意をつかれて後ろから追突されますと、背骨は歪みとともに根の深い衝撃を受けてしまうことになります。

たとえそのときに顕著な症状が出なくても安心はできません。

ムチウチの首の痛みが治らないとか、頭痛が取れないとか、手の痺れが取れないとか、集中力の低下とか、交通事故後にすぐに出る場合もあれば、数日経ってから、あるいは季節の変わり目などから症状が現れ始め、苦しめられるということがあります。

病院でその原因をレントゲンやMRIなどで詳細に検査しても特に異常ナシの診断で終わってしまうことが多いようです。

画像には、打撲による衝撃やそれによる詳細な歪みが写らないのです。

ですが、その衝撃による硬直や歪みが骨格の可動域を狭め、身体中にさまざまな影響を与えていることは確かです。

たとえ1ミリの骨格のズレであっても、それによって人間の身体は動かなくなることさえあるのです。

日常の姿勢や身体の使い方によって歪んだものはまだそうでもないのですが、突発的に外部から受けた衝撃は身体の深部に浸透し、しつこい硬直・歪みとなって身体に残ります。

衝撃を吸収した部位やその部位と連動している身体の様々な部位が硬直し、歪みを引き起こしてしまうのです。

特に、速く激しく打ったときは痛みを感じずに鈍くなってしまいます。

数日から1週間くらいしますと打撲の影響から身体にさまざまな形で変動が起こってきますが、それがまさか数日前の打撲が原因しているとはおそらく思わないでしょう。

たとえば、高熱が出たり、喘息症状が出たり、食欲がなくなったり、頭の緊張が弛みにくくなったり、泌尿器に影響が出たり、生理痛や生理不順になったり・・・。

そうして、次々に第二次、第三次の問題が派生してくるのです。

激しく打僕したものほど、打撲の衝撃を身体の深部で受け止めてしまっていることが多く、それによる様々な異常の経過は極めて長くかかる傾向があります。

昔の打撲の影響がずっと残っていて、それが原因でいろいろな慢性の異常を起こしているということは少なくないのです。


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Posted by 心羽 at 21:43Comments(0)打撲

2010年02月12日

打撲:「頭以外の打撲」

 身体の中心線上には急処がたくさん集まっているので打撲すると危険です。たとえば、

眉間鼻下みぞおち尾骨手足の甲なども要注意です。


打撲の処置

<打撲した処の観察>
打撲した処に手を当てて、冷たく感じられるものは強い打撲を意味し、熱く感じられるものは軽い打撲を意味します。


<脈の確認>
一息四脈を調べる。

もし打撲した処が冷たく感じられたら、必ず確認するようにしてください。


<打撲の処の愉気>
打撲した処に手を当てて愉気します。

腫れが全くない場合は、打撲した処を掌または手指で数回叩きます。

最初は強めに叩き、そして徐々に少しずつ弱くしていきます。

それから愉気をしますと、打った処が盛り上がって腫れてきます。

あるいは血が滲んで内出血を起こしてきます。

もし誤って打撲した処をアイシングや湿布などで冷やしてしまいましたら、すぐに蒸しタオルを当ててください。

蒸しタオルが冷めてきましたら、また熱くして当てます。

これを3~4回繰り返し行ない、それから愉気をしてください。

冷やしてしまった場合、最初から愉気するよりも蒸しタオルを当ててから愉気を行なった方が経過が早いのです。


<打撲したときの注意事項>
打撲してから8時間以内に愉気を行なえば経過が早くなります。

世間一般的には、打撲をしたら冷やすもの、と思われていますが、くれぐれも打撲した
 処を冷やさないようにしてください。

 冷やすと感覚が鈍るので痛みは軽減しますが、打撲の衝撃が身体の中に内攻して、
 その打った処を中心に硬くなって、動きが悪くなるのです。

 結果、経過は長引くことになり、きちんと元に戻りにくくなります。

 そうなりますと、その打撲した部位の骨の成長が悪くなり、新陳代謝も低下するの
 です。

 また、内部に浸透した打撲の衝撃が二次的障害を引き起こす原因を作ってしまうことに
 もなるのです。

日光浴をしてはいけません。
 
 風にも当たらないように注意してください。
 
 体力を消耗しやすくなります。

打撲した後、吐き気の症状が出るときは、かなりの打撲を意味しています。


<打撲をしたときの特徴>
気が上がり、落ち着きがなくなる。

泌尿器に異常が起こりやすくなり、すると頑固になりやすい。


<その他の愉気ポイント>
・お臍  ・目


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Posted by 心羽 at 17:17Comments(0)打撲

2010年02月07日

打撲:「頭の打撲の処置」

<脈の確認>
一息四脈を調べる。

嘔吐などがあったり、一息四脈が、一息に対して2~3,4脈の場合、早急に整体を受けるか、医師の診断を受けることも考慮してください。


<頭の愉気>
頭を打ったら、打った処に手を当ててください。

打撲をした頭は、全体的に頭蓋骨や頭皮が萎縮しているはずです。

その中でも打った処というのは、冷たい感じ、熱い感じ、ズキズキした感じ、腫れている感じ、皮膚が呼吸していないような感じなど特殊な感覚があります。

そういった処に手を当てます。

もし冷たいものを感じたら危険な状態を意味します。

特に後頭部の真ん中や後頭部の左側(頭部第5左1側)の処に冷たいものを感じたら危険です。

手を当てて冷たいものを感じた場合、これは生死に係わる特別な場合が考えられます。

ですが、命に支障のない一般的な打撲の場合ですと、普通はそこが熱く、腫れていて、痛みがあります。

その熱感、腫れ、痛みが消えるまでしばらく愉気を続けていますと、手を当てた処がしっとりと汗ばんできます。

そこまでいけば、大丈夫、経過をしたとみます。

愉気をして汗ばんでくるということは、その打撲による衝撃は身体の中に内在しないで、汗となって出てきたということになります。

汗になるというのは、弛むということなのです。

ここで愉気のコツなのですが、頭部の打撲した処に手を当てているとき、もう片方の手は衝撃が貫通していった処に手を当て、2ヶ処を合わせるように愉気します。

たとえば、打撲した処が後頭部の場合、貫通していった処は前頭部になります。

つまり、後頭部と前頭部に手を当てて愉気をするのです。


頭を強打しても、たんこぶや出血などがあれば、そんなに心配はいりません。

たんこぶや出血にならなかった方が実は厄介なのです。

出血の状態を目の前にしますと、見た目には大変と思ってしまいますが、たんこぶや出血によって打撲の衝撃を外に逃がしていることになるので、その方がかえって身体には良いのです。

たんこぶや出血がなくても、手を当てて愉気していますと打った処がこぶになって盛り上がってきます。

それでも、盛り上がってこない場合、打撲した処を掌または手指で数回叩くとよいです。

叩くコツですが、最初は強めに叩き、そして徐々に少しずつ弱くしてゆきます。

それから愉気をしますと、打った処が盛り上がってきます。

あるいは血が滲んで内出血を起こしてきます。

すると、痛みがジワジワと浮き上がってきて痛みが一時的に強めになることがありますが、それは鈍感だった処が息を吹き返してきた合図なのです。

こうなれば、よほどの命取りのものでない限り、とりあえずは大丈夫とみます。


<お腹の愉気>
次は、臍に愉気をします。

打撲にとって臍はとても重要なポイントなのです。

ひどい打撲ですと、臍の力が抜けて、お腹が異様ににペシャンと凹んで呼吸が浅くなることがあるのです。

整体ではこのお腹の状態のことを『犬腹』と呼んでいます。

これはかなりひどい打撲を意味していて、頭の内部に出血を起こしている可能性があるということなのです。

これは特別な場合ですが、犬腹の状態まではいかなくても頭部を打撲した場合、お腹が硬くなりますので、臍に愉気をしてください。

臍に手を当てますと、臍に硬さを感じたり、熱を感じたり、また臍が左右どちらかにズレていたりする感じがあります。

その違和感がなくなるまで愉気を続けてください。

臍に大きく息が入ってくれば大丈夫とみます。


さらに、頭は部位によってお腹と対応していて、「後頭部-鳩尾」、「頭頂部-側腹」、「側頭部-下腹部」、「前頭部-臍の両脇」というように関連し合っています。

次に頭の打撲した処と、それと対応したお腹の処に、左右の手をそれぞれ当て、2ヶ処を合わせるようなイメージで愉気をします。

頭の打撲した処と対応したお腹の部位が硬くなっているはずです。

頭の打撲した処によってお腹の硬くなってくる部分が違ってくるのです。

もし頭の打撲した処が分からなければお腹から観察して調べることもできるのです。


頭の打撲の影響が処理されますと、好転反応として鼻血や下痢が起こることがあります。

これは打撲の衝撃が好転反応の排泄反応によって無事に経過したということになりますので心配は要らないものです。


<打撲したときの注意事項>
頭を打撲した時は、打撲した日を入れて4日間はお風呂に入らないでください。

どうしてかといいますと、打撲した処を温めること自体は問題ないのですが、首から下がお湯につかっていて、首から上だけがお湯から出ている、この状態が危険なのです。

もし頭に出血がある場合、出血が広がってしまうのです。

頭部に直射日光や風が当たらないようにしてください。

身体にとって刺激になることは避けなければいけません。

大きい音も刺激になります。


頭部の打撲は、当日、4日後、7日後、10日後、が変化の区切りになりますので、その日数を目安にしながら様子を観察して、一息四脈を使って影響が残っていないかを確かめてください。

一息四脈が維持し、その他身体に何の変化もなければ、その打撲は無事に経過したとみます。


頭の打撲は命に関わる場合があるので注意が必要です。

死なないまでも、かなり激しい影響を身体に与えることがあります。

これは病院でレントゲンやMRIなどの検査を受けて、異常なしという診断であっても、実際のところ当てにならないこともありますので、一息四脈を必ず確認してください。


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Posted by 心羽 at 08:00Comments(0)打撲

2010年02月06日

打撲:「頭の打撲」

野口整体で、もっとも特別な注意と警戒を要しているのが打撲なのです。

普通の病気というのは、ある意味、身体の自律的調整反応ですので、あまり過剰な心配をするには及ばないのですが、打撲というのは、思いがけないはずみやタイミングで起きてしまうものが多く、そのため、実は本人が思っている以上に身体はひどい影響を受けていることがあるのです。

打撲は小さいものから大きなものまで誰にでも経験があるのではないでしょうか。

予想以上に身体に与える打撲の影響、そしてその処置法を説明していきたいと思います。



頭の打撲

打撲の中で最も注意と警戒を要するのがの打撲なのです。

頭の打撲で一番危険な部位は後頭部の真ん中です。

ここを強打してしまうと即死するといわれています(即死なんて言うと怖いですね)。

それから次に危険な部位が、後頭部の左側です。

この処を強打すると四日ないし一週間で死ぬといわれています(度々死ぬなんて言うと怖いですね、すみません)。

そして後頭部の右側を強打すると身体の成長が止まってしまうといわれています。

たとえ死まで至らなくても頭部の打撲による影響はとても大きいものがあります。

たとえば、後頭部を強打しますと胃が収縮を起こし、食欲がなくなります。

それとは逆に、前頭部を強打しますと胃が拡張してしまいます。

すると食べても食べてもお腹が空く、過食状態となり、過剰な栄養分の摂取のために自家中毒を起こしてしまうこともあるのです。

また、頭の打撲を何も処置をせずにそのまま放置しておきますと性格が変わってしまうことがあります。

たとえば、前頭部を強打しますと、陽気になります。

陽気というと聞こえが良いですが、神経が鈍くなって頭がボケた感じになるのです。

また後頭部を打撲しますと生きる力を無くしたり、側頭部を打撲しますと意欲が続かなくなったりします。


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Posted by 心羽 at 17:30Comments(11)打撲