2012年11月14日

症例:頭痛(30歳代の女性)

 3ヶ月前頃から頭痛に悩まされるようになり、ほぼ毎日市販の頭痛薬を飲んでいるそうです。
最近では薬の効きが悪くなり、頭痛の原因に対する不安もあって、病院を受診しようか悩んでいるとのことです。
痛みを感じる部位は後頭部が多く、ちょうど今も頭痛がしているそうです。
観察のために頭に手を当ててみますと頭の後ろ半分にズキズキとした感覚と熱感があり、痛そうな様子が伝わってきます。
特に後頭部の付け根部分、頸椎2番あたりに強い反応がみられます。
首を観察してみますと後頸部に強い緊張がみられ、首が全体的に圧縮されているような感じです。
肩にも凝りが感じられますが、首の緊張の方が異常感としては強いです。
実際、自覚症状として患者さんご自身も首に凝りが感じられるとのことです。

操法開始です。
胸椎上部の可動性のない椎骨に愉気をし、硬直している2側(椎骨から指2本くらい外側の位置)の処も愉気をしながら弛めていきます。
肋骨にも気になる歪みがみられるので、愉気で整えながら呼吸が深く入るように導いていきます。
この時点で首の状態を観察してみますと緊張がずいぶんと弛んできています。
患者さんに頭痛の状態を確認させていただいたところ、操法前にあった頭痛はなくなっているようです。
首の緊張は操法前よりは弛んできましたが、圧縮しているような首の歪みはまだ少々残っています。
特に歪みの強い処、頸椎2番から愉気をして、その他の気になる頸椎の歪みも整えていきます。
時間の都合で、歪みの気になる処を全部整えるところまではできませんでしたが、それでも操法前の圧縮された状態からはずいぶんと首が伸びてきました。
患者さんご自身も、頭痛が楽になったのと同時に、首がとても楽になったと実感されていました。
確認のために頭に手を当ててみますと頭の後ろ半分にあったズキズキとした感覚と熱感は、ほとんどなくなりました。
頭がすっきりした感じが手に伝わってきます。

1週間後に患者さんからお礼のメールをいただきました。
前回の操法後以降、頭痛はまったくなく、首も楽とのことです。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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Posted by 心羽 at 18:37Comments(0)症例集

2012年11月07日

腹筋と背筋を鍛えれば腰痛は治る?

 腰痛対策のために腹筋や背筋を鍛える人がいますが、私の意見としてはあまり有効な方法ではないと考えています。
腰痛で病院を受診しますと、先生から腹筋・背筋を鍛えるマニュアルのパンフレットなどを渡され、『腹筋・背筋を鍛える運動をしなさい』と言われることがあります。
ですが残念ながら、腹筋・背筋を鍛える運動はあまり有効ではないばかりか、人によっては逆効果をもたらす場合があります。
本当に腰の悪い人は、腹筋・背筋を鍛えるという運動は腰が痛くてできないのではないでしょうか。
私の整体室に来られた腰痛に悩む患者さんの中で過去にほんの数人、『腹筋・背筋を鍛えたことによって以前よりは痛みが緩和されました』という方がいらっしゃいましたが、腰を診させていただくと腰の筋肉が板のように硬くなっていて、腰の背骨や骨盤の可動性が悪く、いつギックリ腰を起こしてもおかしくない紙一重のような腰をしていました。
腰痛をもっているほとんどの人は、背筋が硬直していて筋肉が炎症を起こしています。
この状態でさらに背筋を鍛えることは、腰の炎症をさらに増強させることになり、筋肉そのものを壊してしまうことになりかねません。
腰痛の原因は人それぞれですが、腹筋・背筋が弱くなると必ずしも腰痛になるというわけではありません。
私は今現在、腰痛では悩んでいませんが、特別に腹筋・背筋を鍛えているわけではありません。
おそらく腰痛で悩んでいない他の人も、毎日、腰痛予防のために腹筋・背筋を鍛えているわけではないと思うのです。
身体が成熟していない子供でも、年齢を積み重ねたご年配の方でも、腰痛で悩んでいない方はたくさんいらっしゃいます。
逆に、スポーツを一生懸命に頑張り過ぎている人に腰痛をみかけることがよくありますが、かといってそういう方の腹筋・背筋に筋力の低下がみられるというわけでもありません。
腹筋・背筋の筋力低下で必ずしも腰痛になるとは限らないのです。
ですから、「腰痛にはこの運動をすればいい」ということで、ひとつの筋肉を一生懸命に鍛えようとしてもなかなか改善するものではありません。
「腰痛」という現象が起きるまでには、腰の背骨や骨盤が歪み、腰を支えているいくつもの筋肉が硬直し、そのアンバランスや硬張りに腰が耐えられなくなったときに初めて「腰痛」という症状が起こるのです。
従って、一ヶ所の筋肉を鍛えても全体のバランスが損なわれている限り、腰痛はなかなか治るものではないのです。
もし、筋力を鍛えることで腰痛を治そう(または予防しよう)とする場合、できるだけ全身を動かしながら骨格のバランス、筋肉の付け方・筋力量のバランスを考えながら運動をする必要があります。
ですが本当は腰痛対策として重要なのは、腹筋・背筋を使った良い姿勢を身に付けるということなのです。
良い姿勢の人は、腹筋・背筋を無理して鍛えなくても、良い姿勢であること自体が自然に腹筋・背筋をつけることになり、自ずと腰痛とは無縁になっています。
どんなに意識して腹筋・背筋を鍛えても、それが腰の良い状態を支える筋肉でなければあまり意味がありません。
腹筋・背筋を鍛えて強化して自前のコルセットの如く腰周辺の筋肉を固めるという考え方は、聞こえが良いように思えますが、腰痛の根本治療とはいえないばかりか、むしろ危険な腰の状態を作っています。
骨格の歪みを無視して、筋肉を鍛えて腰を固めてしまおうとすると、腰がとてもちぐはぐな状態となり、ギックリ腰になりやすくなります。
そして、もしギックリ腰になったとき、治すのにも時間がかかってしまいます。
鍛えて固めた腹筋・背筋の緊張が邪魔をして腰を正常な状態に戻してくれないのです。
腰痛を克服するために今まで痛みをこらえながら頑張って鍛えてきた腹筋・背筋が実は腰痛を悪化させてしまうことになるのです。
骨格を無視して、外側の筋肉だけを鍛える(私からすれば硬直させる)ということは、危険であまりおすすめできることではありません。


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Posted by 心羽 at 18:46Comments(0)腰痛でお悩みの方へ