2012年12月12日
腰痛の治し方:手順①

腰痛は、人それぞれの身体の問題があり、原因も様々です。
当然、その人によって適切な処置は変わります。
どんな腰痛に対しても劇的に効く治療点というものはありません。
ですが、腰痛が表れるにはいくつかのパターンがあり、そこに共通した急処というものがあります。
これから、どの腰痛に対しても共通して比較的効果のある急処をご紹介していきたいと思います。
痛いところに手を当てる、ということが手当ての基本ではありますが、これからご紹介させていただく急処に愉気を行なえば、痛みの出ているところにだけ手を当てるよりも効果が期待できます。
腰痛は、そのほとんどが腰椎や骨盤の歪みが影響しています。
腰痛を改善させるには、腰椎・骨盤の歪みを正すことが基本になります。
では最初に、相手に腰の痛みは腰のどの辺りにあるのか、どういう動きをすると痛むのか、痛みの状況を確認しておいてください。
①腰椎の2側の硬直を弛める
相手には、うつ伏せで寝てもらいます。
背骨の観察ができる方は、椎骨の状況を読み取ってみてください。
相手の身体を跨いで、腰椎の2側(椎骨から指2本くらい外側の位置)の硬直しているところを探し、親指を当て、愉気をしていきます。

腰椎の2側の硬直しているところは、必ずしも痛みのあるところと一致するとは限りません。
痛みのあるところよりも硬直しているところを選んで愉気をしていきます。
その方が効果が出やすく、実際、痛いところを一生懸命に押さえても、押さえているときは相手は気持ちがよいかもしれませんが、痛みが思ったように取れていない場合が多いのです。
腰痛を治すコツ、それは痛みのあるところよりも硬直しているところに着目することなのです。
硬直しているところを弛めていきますと、腰椎・骨盤の歪みが正され、根本から腰痛を治すことができます。
腰椎の2側を押さえていくときのコツですが、愉気をしながら相手の呼吸を見つつ、相手が息を吐くのに合わせて押さえていき、吸うのに合わせて押さえた力を弛めていきます。
気持ちのよい、軽めの程度の強さで押さえ、これを数回繰り返し行ないます。
相手の呼吸を無視して、腕の力だけで無理に押さえるようなことはしないでください。
試してみるとわかると思いますが、腕の力だけで押さえ弛めようとしても、腰椎・骨盤の歪みは思ったようにはなかなか正されていないのです。
この時点では、2側の硬直が少しでも弛んできましたら、とりあえずそこで止めておきます。
後ほど、また同じ操作を行ないますので、ここで硬直を全部弛めることができなくても大丈夫です。

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