2011年02月17日

腹部第五調律点(痢症活点)

<位置>
右季肋部:右肋骨の下にあります。肝臓の部分です。

          腹部第五調律点(痢症活点)              
<効果>
主に肝臓の機能と対応していて、解毒と栄養吸収の両面を支配し、別名を『痢症活点』と呼びます。
下痢をしたときの経過をよくする為に用いられ、便秘にも効果があります。
排泄を促す体内の毒素出しの急処、中毒の急処とされていて、食べ物による中毒、薬による中毒、アトピーなどのアレルギー体質の改善を図るときにこの処をよく用います。
精神的なストレスが蓄積されてきてもこの処が硬直します。いわば、ストレス中毒となるわけです。

<操作>
相手には仰向けで寝てもらいます。自分は相手の右側に正座をして構えます。左手を相手の右肩に当てます。
相手の吐く息に合わせながら、右肋骨の中に下縁から右の手掌先(親指以外の4指)を軽く差し込むように当てます。
そしてさらに、相手の吐く息に合わせながら圧を加えていき、硬直の処に愉気をしていきます。
もしこの操作が難しい場合は、右肋骨下部に右掌を包むようにして当て、愉気をするとよいでしょう。それでも十分に気が通ります。
しばらく愉気を続け、硬直の処が弛んできますと、相手が息を大きく吸う瞬間がありますので、それに合わせてゆっくりと手を離していきます。

        腹部第五調律点(痢症活点)

愉気の後に好転反応として数時間~数日後に、下痢になったり、黒い便が出たり、嘔吐を起こしたり、発熱があったり、出血があったり、皮膚異常が表れたりなど排泄機能が高まることによって、さまざまな変化が出ることありますが、体内の悪いもの、老廃物を外へ出している変化ですので心配はいりません。
一時的なものですのでどうか安心して経過させてください。
その結果、身体のだるさや痛みがなくなったり、アレルギー症状が緩和して皮膚がきれいになったり、喘息の発作も頻度が減少してきたりなど今まで悩まされてきた症状が改善してきます。
体内に蓄積されている毒素の多くは、排尿、排便、発汗などできちんと排泄されなかったものが気が付かないうちに蓄積されたもので、それが私たちの身体に大きく影響を与えてくるのです。
たとえば、身体がだるくて、重くて、何をしても気分が乗らないとき、大量の便が出たら途端に身体が軽くなり、気持ちも軽くなって元気になったというような経験はありませんか?
これは、体内に溜まっていた便を排泄できたために、身体を鈍くさせていた毒素が取り除かれ、元気になったというわけです。

では、毒素にはどいうものがあるのか、例を挙げますと・・・
 ○水道水の塩素・鉛・トリハロメタンなどの化学物質。
 ○食品に含まれる食品添加物や残留農薬といった化学物質。
 ○食べ過ぎ・飲み過ぎ、消化器系の異常によって消化不良を起こし、腐敗した
   内容物。
 ○白砂糖や質の良くない油や脂分。
 ○化学合成のシャンプー、リンス、歯磨き粉など。
 ○飲み薬やステロイド剤などの塗り薬。
 ○サプリメントなど、健康補助食品。身体に良いとされる栄養分でも身体にとって必要
   以上の分量は逆に内蔵にとって負担となり、毒素と変わらなくなります。
 ○汚染された空気、電磁波、放射線など。

毒素の原因となるものは実に様々で、これらのものが気が付かないうちに体内に残り、身体の異常の原因となっているのです。
事前に、これらのものを体内に入れないように努力することが大切ですが、100%防ぐことはとても難しいことです。
ですので、私たちの身体の排泄機能を通して、これらの毒素を排除していかなくてはいけません。
毒素のことをあまり気にし過ぎますと、生活が窮屈に感じられるかもしれませんが、排尿、排便、発汗を通して排泄できなかったものは、『腹部第五(痢症活点)』を使って、なるべく排除していきましょう。


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Posted by 心羽 at 18:03│Comments(0)腹部操法
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