2009年07月08日

妊娠中の食事

整体で説く妊娠中の食事法とは簡単です。
それは、要求の趣くままに食べたいものを食べたい量だけ食べる、これだけです。
一般的に、『これを食べなさい、あれは食べてはいけません』ということがよく言われますが、整体では食べたいときに食べたいものを食べる、食べ物の内容も分量も身体の要求に合わせて食べるというのが妊娠時の食事法の鉄則なのです。
妊婦さんにとって必要な食物とは何か? どんな栄養素か?
今までいろいろと研究がなされてきていると思いますが、妊婦さんがそのときに必要としているものは妊婦さん自身しかわかりません。
必要と思われる栄養をたくさん摂ったとしても母体がそれを必要としていなければ排泄されてしまいます。
もしその排泄機能が鈍くなってしまった場合、今度は肝臓に負担がかかって中毒状態になってしまうこともありえます。
お母さんの食べたいものが母体が必要としている栄養素であり、同時にお腹の赤ちゃんが必要としている栄養素でもあるのです。
母体の要求は、イコール胎児の要求なのです。
自分が食べたいと思ったら、素直にそれはお腹の赤ちゃんの要求なのだと思ってください。
お腹の赤ちゃんが発育に必要としているものを妊婦さんは食べたくなるものなのです。
今、食べたいものが母体にとっての一番の栄養であり、それが赤ちゃんにとっても一番の栄養になるということです。
ですから食べたいときに食べたいものを食べるということが、一見とても単純なようですが、妊娠中の望ましい食事なのです。
妊娠中は、すっぱいものが食べたくなったり、辛いものが食べたくなったりと妊娠前とは違った食物に対する要求が現れ始めます。
グレープフルーツを食べ続けたり、イチゴを食べ続けたり、トマトを食べ続けたり、急にキムチが食べたくなったり、急にお寿司が食べたくなったり、妊娠前では嫌いで食べられなかったものまで食べたくなったりすることもあります。
これは、身体が本能的に働いて母体と胎児が今必要としているものを吸収しようとしている働きなのです。
                妊娠中の食事              
特に妊娠5ヶ月ぐらいから8ヶ月ぐらいにかけての中期は食べ物に対する偏食的な欲求が激しくなります。
女性の身体は妊娠しますと野生の勘が鋭くなり、身体が本能的になります。
必要なものは本能的に食べたくなり、身体に合わないものは食べたくなくなります。
食べたくなったら食べる、食べたくないときは食べない。
栄養学的なバランスなどは無視しても構いません。
食べてみて美味しく感じたら食べる、美味しく感じなくなったらもう食べない。
この感覚を大切にしていただきたいのです。
ですから、今とんかつが食べたいというときに納豆を食べてはいけないのです。
逆に、今納豆が食べたいというときにとんかつを食べてはいけないのです。
食べたいときに食べたいものを食べたい分量だけ食べるようにしているとだんだんと身体の要求する感覚が育ってきます。
なるべくその要求に従うようにしてください。
妊娠・出産で女性の乳房が大きくなり母乳が出るようになるのは、身体の野生、すなわち女性の身体に備わっている本能の働きによるものです。
分娩時における骨盤の可動性・子宮の伸縮性をよくするのもこの本能の働きが関わってきます。
今のうちに食事を通して野生の勘を養っておきましょう。

産婦人科の先生に、『体重が増え過ぎだから、食べる量を少なくしてもっと体重を減らしなさい』と注意されたという妊婦さんの
話を聞くことがあります。
昔は体重がある程度なければ強い子は生まれないと言われていました。
何かが起きたときの早期発見のための医学の進歩がそうさせているのかもしれませんが、今では体重が増えてはいけない、
何キロまでは大丈夫、何キロ以上はダメ、と数字で制限されるようになってきました。
確かに、必要以上の体重増加は身体にいいとは言えません。
妊娠中の病気や難産の原因になることも考えられます。
実際、過剰な食事は、骨盤の動きを悪くさせたり、むくみになったり、眼を疲れやすくさせたりもします。
体重が増え過ぎと注意を受けたことのある方は、もしかしますと野生の勘が鈍くなっていて身体の要求以上に食べているのかもしれません。
本当は、身体の野生の勘の方が先行していれば、食べるべき量も自然にわかるものです。
現代では、たくさんの情報が氾濫していて、頭の意識の方が先行していて、必要以上にいろいろな栄養を摂取している方がいます。
不足することに対しての不安が頭を大きくしているようですが、摂り過ぎに対しての害も忘れないように気を付けないといけません。

以上が、野口整体の妊娠中における食事法ですが、この食事法には心配な点があります。
それは、時代が変わってきて食生活が著しく変動していることによるものですが、食の要求がジャンクフードに向かってしまう妊婦さんがたまにいらっしゃいます。
たまにの一食ぐらいでしたらさほど問題はありませんが、いかにも妊婦さんの偏食らしく続けてジャンクフードを食べたがる方がいらっしゃいます。
野生の勘が働いている妊婦さんは、ジャンクフードのものを食べたとしても、後で気持ちが悪くなり吐くことがあります。
それならまだよいのですが、そうではない場合、妊婦さんとお腹の赤ちゃんの肝臓が心配です。
ジャンクフードの味を知らなければ妊婦さんの要求といってもジャンクフードにその要求が向かうことはなかったと思うのです。
              妊娠中の食事                  
最近は、食品添加物や農薬の使用によって食の安全も問題視されています。
妊婦さん特有の野生の勘が働けば身体にとって害するものは食べないはずなのですが・・・とは言いましても現実はその判別は難しいと思うのです。
野生の勘に理性も少し兼ね備えながら食生活を見直してみてください。
過剰な心配はよくありませんが、警戒することは悪いことではありません。
冷静になれば本来の必要な食事がみえてくると思います。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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