2013年04月11日

腰痛の治し方:手順⑥

今回は前々回の記事の続きに戻って腰痛の手当てです。

⑥臍(へそ)に愉気をする
腰痛の最大の急所、それは『へそ』なのです。
ここでいう『へそ』とは、へそそのものというよりもへそを中心とした『お腹』というように捉えてください。
腰に異常がおきているときは、へそに力がなく、息が深く入っていません。
へそに力がないということは、腰に力が入らない、つまり腰がきちんと定まっていない状態を意味しています。
そのままの状態で行動すれば、腰椎はズレやすく、腰痛をおこしやすくなります。
言い換えますと、腰の背骨がズレているということはへその力にも歪みがある、ということなのです。
そこで整体では、腰痛の人にへそに愉気することをよく行ないます。
へそに愉気をするといいますと、腰とは関係のないことをしているように思えるかもしれませんが、実はとても重要な腰痛の調整点であり、また予防点でもあるのです。

          

愉気を続ける目安は、相手の呼吸が深くなるまでです。
呼吸が深くなってきますと、へそに当てているこちらの手にへその気が満ちてきて充実した感じ、という感覚がわかってくると思います。
すると腰も本来の力を取り戻し、改善が早くなります。
へそに弾力がある、気で満たされている、ということはとても大切なことなのです。


過去の『腰痛の治し方』の記事です http://seitai.niiblo.jp/c9304.html


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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Posted by 心羽 at 12:23Comments(0)腰痛の治し方

2013年04月05日

整体室の水道水(前編)

 ここでご紹介していく内容とは、私の愉気の感覚を使って(それとある道具を使って)、いろいろなもののエネルギーの状態をテストしてみようという試みのお話です。
これは私の主観的な手の感覚で行なっています。
なんの科学的根拠も保証もありませんicon10
どうか広い心をもって、読んでいただけたらと思いますface02


 最初に説明しておきたいことがあります。
これから使っていく用語として、『プラスエネルギー』という言葉があります。
これは、身体にとって良いエネルギーを意味します。
逆に、『マイナスエネルギー』という言葉があります。
これは、身体にとって悪いエネルギーを意味します。
そして、プラスエネルギーマイナスエネルギーの程度をそれぞれ5段階で評価していきます。
プラスエネルギー5は一番良い評価になります。
逆にマイナスエネルギー5は一番悪い評価になります。
そしてエネルギー0は、プラスでもなく、マイナスでもなく、その中間、ニュートラルな状態を意味します。


 では今回、記念すべき第1回目にエネルギーテストをするのは、です。
私たち人間をはじめとするすべての生き物は、水に支えられて生きています。
人間の身体の60%は水。
人間にとって、生物にとって、水はかけがえのない存在です。
いろいろな角度から水をテーマにしていきたいと考えていますが、今回は私の整体室、自然健康堂の水道水をテストしてみたいと思います。
テストする前から、悪い結果が出ることは予想されますが、どの程度悪いのか、ちょっと調べてみたいと思います。

               

まず、水道水を容器に注ぎ、目の前に置きます。

             

そして、その水の中に左手を入れて、水のエネルギーを私の身体に流し込み、身体に感応させ、エネルギーの強弱を測ります。

                        

             


結果は、、、、、 マイナスネルギー以上と出ました!face08
いきなり最悪の数値を出してしまいましたface10
マイナスに出ることは予想していましたが、改めて生水として飲むには身体に良くない水であることを実感です。

マイナスエネルギーとして結果が出た原因は2つ考えられます。

1つは塩素です。
水道水に塩素が入っていることは、皆さんご存知だと思います。
塩素は、発ガン性物質のトリハロメタンの元になっています。
日本は川の水を原水にすることが多いのですが、川の水がかなり汚れているため、どうしても大量の塩素によって水を浄化する必要があるようなのです。
しかし、塩素に関する記事をインターネットや本で調べてみますと身体に与える悪い影響の内容のものがいろいろ書かれていまして、例えば塩素が身体に触れますと皮膚から水分を奪って肌の保水力や保湿力を低下させ、乾燥肌や敏感肌の症状を悪化させると伝えています。
また、塩素は喉や呼吸器の粘膜にも傷つけ、喘息等の呼吸器疾患を悪化させるとも書かれています。
アレルギーで悩んでいる方には深刻です。
それから、塩素の含んだ水道水で野菜やお米などの食品を洗うとビタミンの10~30%が損失するということも書かれていました。
塩素の酸化力により食品のビタミンが還元され低下していくらしいのです。
私たちの家庭に水を安全に供給するには塩素はどうしても必要不可欠なものですが、私たちの身体を守るためにその塩素に対する対策も必要のようです。


そして、マイナスエネルギーとして結果が出た原因の2つめは、マンションの水ということです。
マンションの水は、水道水を貯水タンク(屋上に設置されているところが多いようです)に貯めておいて、そこから各家庭に供給されるようになっています。
タンクの中は清潔に保たれるように、定期的な点検・清掃を行なっているようなのですが、それでもタンクの中はとても汚れているそうで、マンションの水に関するブログや掲示板などを読みますと、貯水タンクの不衛生の話題が多いのでゾッとしますface08
特に古いマンションはそうらしいです。


ここで更なる実験です。
水道水は塩素が気になる場合、沸騰させてから飲むと良いということをよく聞きます。
早速、試してみました。
沸騰してから、そのまま10分間、煮沸を続けます。
そして常温に冷めるまで待ちます。
ほぼ常温になったのを確認してから、容器に注ぎ、左手を入れます。
ここでまた左手から水のエネルギーを身体に流し込み、身体に感応させ、エネルギーの強弱を測ります。

             

結果は、、、、、 マイナスエネルギー と出ました!
沸騰させる前と比べますと多少は改善されたようです。
やはり沸騰することで塩素が揮発するのでしょうか。
それでもまだ、マイナスエネルギー2の値です。

そして、12時間ほど経過してから再度、同じ水をテストしてみました。

             

結果は、、、、、 マイナスエネルギー と出ました!
12時間前と同じ結果です。
12時間経過させたことで塩素がさらに揮発するかと思ったのですが、塩素以外にも良くないものが入っているのでしょうかicon15


今回のエネルギーテストの感想ですが、やはりマンションの水は生のままでは飲まない方が良いようです。
特にアレルギーで悩んでいる方は、飲まないことをおすすめします。
これが普通の一般住宅では結果は違ってくると思います。
さらに新潟県の中でも地域によって異なってくると思います。
ここで思い付くのが浄水器!
浄水器を付けた水道水はどれだけ違うのでしょうか!
ご自宅に浄水器を付けている方、我が家の水を診て欲しいという方がいらっしゃいましたら喜んでテストさせていただきますface02


エネルギーテストして欲しい、食べ物・飲み物、日用品等ございましたら、可能な限り
 (予算の許す限り!?)、ご要望にお応えしてテストしていきたいと思います。
 どうぞお気軽にメールでお問い合わせください。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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Posted by 心羽 at 11:18Comments(0)エネルギーテスト

2013年03月21日

腰痛の治し方:手順⑤

⑤太ももの内側の筋肉の硬直を弛める
相手には、そのまま仰向けで寝てもらいます。
太ももの内側の筋肉の硬直を股関節の方から膝の方にかけて、3ヶ処ほど弾き上げるように押さえながら愉気をします。
このときも相手の吐く息に合わせながら、弾いてください。
基本は3度繰り返し行ないますが、硬直が弛むまで数回繰り返して行なってみてください。
          例:右の場合
              

基本的には、左右の太もものうち硬直している側だけを行ないます。
もし、両方とも硬直しているようでしたら両側とも行なってみてください。
最後に最も硬かった部位と逆側の同じ位置の部位の両方に手を当て、左右の柔らかさを揃えるようなイメージで愉気をします。


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Posted by 心羽 at 13:09Comments(0)腰痛の治し方

2013年03月19日

腰痛の治し方:手順④

④側腹の硬直を弛める
今度は、相手に仰向けで寝てもらいます。
簡単なやり方は、左右の側腹を挟むように手を当て、愉気をします。
側腹の奥にある硬直を掌で感じとりながら、または硬直の弛みやすい方向を探りながら、手の当てている角度を微妙に変え、丹念に愉気をしていきます。

技術的なやり方としては、左右の側腹をつまんでみて、左右の側腹のうち、どちらが分厚く腫れぽったく硬くなっているかを観察します。
側腹をつまむ時、相手の吐く息に合わせながらつまむと硬直がわかりやすいです。

                

分厚い側の側腹を相手の吐く息に沿ってつまみ、そしてまた相手の吐く息に合わせながら、側腹の奥の硬直した部分を外へギューっと引っ張り、息を吐ききったところでフッと弛めます。
基本は3度繰り返し行ないますが、奥の硬直が弛むまで数回繰り返して行なってみてください。
基本的には片側の分厚く硬い側のみを行なうのですが、ポイントによっては両側を愉気して弛めてみて、いろいろ試してみて下さい。
最後に左右の側腹を挟むようにして手を当て、左右の柔らかさを揃えるようなイメージで愉気をします。
相手の呼吸の息の入り方が左右均等にゆったりと深く入るまで愉気を行なってください。

            


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Posted by 心羽 at 13:30Comments(0)腰痛の治し方

2013年01月25日

腰痛の治し方:手順③

③太ももの裏の筋肉の硬直を弛める
相手には、そのままうつ伏せで寝てもらいます。
太ももの裏の筋肉の硬直をお尻の方から膝裏の方にかけて、弾くように押さえながら愉気をします。
基本的には、左右の太もものうち硬直している側だけを行ないます。
ですが、両方とも硬直しているようでしたら両側とも行なってください。

              


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Posted by 心羽 at 12:14Comments(0)腰痛の治し方

2013年01月21日

腰痛の治し方:手順②

②お尻の硬直を弛める
相手には、そのままうつ伏せで寝てもらいます。
左右のお尻を外側から挟むようにして手を当て、愉気をします。
お尻の奥にある硬直を掌で感じとり、硬直の弛みやすい方向を探りながら、手の当てている角度を微妙に変え、丹念に愉気をしていきます。
するとお尻が柔らかくなって、腰の筋肉の緊張が弛み、腰・骨盤の歪みが正されていきます。
腕の力だけでお尻を柔らかくしようとしますと、腰の硬直が弛みにくく、腰・骨盤の歪みが正されにくいので、愉気で弛めていくことを意識してください。

              


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Posted by 心羽 at 17:01Comments(0)腰痛の治し方

2012年12月12日

腰痛の治し方:手順①

              
 腰痛は、人それぞれの身体の問題があり、原因も様々です。
当然、その人によって適切な処置は変わります。
どんな腰痛に対しても劇的に効く治療点というものはありません。
ですが、腰痛が表れるにはいくつかのパターンがあり、そこに共通した急処というものがあります。
これから、どの腰痛に対しても共通して比較的効果のある急処をご紹介していきたいと思います。
痛いところに手を当てる、ということが手当ての基本ではありますが、これからご紹介させていただく急処に愉気を行なえば、痛みの出ているところにだけ手を当てるよりも効果が期待できます。
腰痛は、そのほとんどが腰椎や骨盤の歪みが影響しています。
腰痛を改善させるには、腰椎・骨盤の歪みを正すことが基本になります。

では最初に、相手に腰の痛みは腰のどの辺りにあるのか、どういう動きをすると痛むのか、痛みの状況を確認しておいてください。

①腰椎の2側の硬直を弛める
相手には、うつ伏せで寝てもらいます。
背骨の観察ができる方は、椎骨の状況を読み取ってみてください。
相手の身体を跨いで、腰椎の2側(椎骨から指2本くらい外側の位置)の硬直しているところを探し、親指を当て、愉気をしていきます。

                 
腰椎の2側の硬直しているところは、必ずしも痛みのあるところと一致するとは限りません。
痛みのあるところよりも硬直しているところを選んで愉気をしていきます。
その方が効果が出やすく、実際、痛いところを一生懸命に押さえても、押さえているときは相手は気持ちがよいかもしれませんが、痛みが思ったように取れていない場合が多いのです。
腰痛を治すコツ、それは痛みのあるところよりも硬直しているところに着目することなのです。
硬直しているところを弛めていきますと、腰椎・骨盤の歪みが正され、根本から腰痛を治すことができます。
腰椎の2側を押さえていくときのコツですが、愉気をしながら相手の呼吸を見つつ、相手が息を吐くのに合わせて押さえていき、吸うのに合わせて押さえた力を弛めていきます。
気持ちのよい、軽めの程度の強さで押さえ、これを数回繰り返し行ないます。
相手の呼吸を無視して、腕の力だけで無理に押さえるようなことはしないでください。
試してみるとわかると思いますが、腕の力だけで押さえ弛めようとしても、腰椎・骨盤の歪みは思ったようにはなかなか正されていないのです。
この時点では、2側の硬直が少しでも弛んできましたら、とりあえずそこで止めておきます。
後ほど、また同じ操作を行ないますので、ここで硬直を全部弛めることができなくても大丈夫です。
          


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Posted by 心羽 at 18:26Comments(0)腰痛の治し方

2012年11月14日

症例:頭痛(30歳代の女性)

 3ヶ月前頃から頭痛に悩まされるようになり、ほぼ毎日市販の頭痛薬を飲んでいるそうです。
最近では薬の効きが悪くなり、頭痛の原因に対する不安もあって、病院を受診しようか悩んでいるとのことです。
痛みを感じる部位は後頭部が多く、ちょうど今も頭痛がしているそうです。
観察のために頭に手を当ててみますと頭の後ろ半分にズキズキとした感覚と熱感があり、痛そうな様子が伝わってきます。
特に後頭部の付け根部分、頸椎2番あたりに強い反応がみられます。
首を観察してみますと後頸部に強い緊張がみられ、首が全体的に圧縮されているような感じです。
肩にも凝りが感じられますが、首の緊張の方が異常感としては強いです。
実際、自覚症状として患者さんご自身も首に凝りが感じられるとのことです。

操法開始です。
胸椎上部の可動性のない椎骨に愉気をし、硬直している2側(椎骨から指2本くらい外側の位置)の処も愉気をしながら弛めていきます。
肋骨にも気になる歪みがみられるので、愉気で整えながら呼吸が深く入るように導いていきます。
この時点で首の状態を観察してみますと緊張がずいぶんと弛んできています。
患者さんに頭痛の状態を確認させていただいたところ、操法前にあった頭痛はなくなっているようです。
首の緊張は操法前よりは弛んできましたが、圧縮しているような首の歪みはまだ少々残っています。
特に歪みの強い処、頸椎2番から愉気をして、その他の気になる頸椎の歪みも整えていきます。
時間の都合で、歪みの気になる処を全部整えるところまではできませんでしたが、それでも操法前の圧縮された状態からはずいぶんと首が伸びてきました。
患者さんご自身も、頭痛が楽になったのと同時に、首がとても楽になったと実感されていました。
確認のために頭に手を当ててみますと頭の後ろ半分にあったズキズキとした感覚と熱感は、ほとんどなくなりました。
頭がすっきりした感じが手に伝わってきます。

1週間後に患者さんからお礼のメールをいただきました。
前回の操法後以降、頭痛はまったくなく、首も楽とのことです。


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Posted by 心羽 at 18:37Comments(0)症例集

2012年11月07日

腹筋と背筋を鍛えれば腰痛は治る?

 腰痛対策のために腹筋や背筋を鍛える人がいますが、私の意見としてはあまり有効な方法ではないと考えています。
腰痛で病院を受診しますと、先生から腹筋・背筋を鍛えるマニュアルのパンフレットなどを渡され、『腹筋・背筋を鍛える運動をしなさい』と言われることがあります。
ですが残念ながら、腹筋・背筋を鍛える運動はあまり有効ではないばかりか、人によっては逆効果をもたらす場合があります。
本当に腰の悪い人は、腹筋・背筋を鍛えるという運動は腰が痛くてできないのではないでしょうか。
私の整体室に来られた腰痛に悩む患者さんの中で過去にほんの数人、『腹筋・背筋を鍛えたことによって以前よりは痛みが緩和されました』という方がいらっしゃいましたが、腰を診させていただくと腰の筋肉が板のように硬くなっていて、腰の背骨や骨盤の可動性が悪く、いつギックリ腰を起こしてもおかしくない紙一重のような腰をしていました。
腰痛をもっているほとんどの人は、背筋が硬直していて筋肉が炎症を起こしています。
この状態でさらに背筋を鍛えることは、腰の炎症をさらに増強させることになり、筋肉そのものを壊してしまうことになりかねません。
腰痛の原因は人それぞれですが、腹筋・背筋が弱くなると必ずしも腰痛になるというわけではありません。
私は今現在、腰痛では悩んでいませんが、特別に腹筋・背筋を鍛えているわけではありません。
おそらく腰痛で悩んでいない他の人も、毎日、腰痛予防のために腹筋・背筋を鍛えているわけではないと思うのです。
身体が成熟していない子供でも、年齢を積み重ねたご年配の方でも、腰痛で悩んでいない方はたくさんいらっしゃいます。
逆に、スポーツを一生懸命に頑張り過ぎている人に腰痛をみかけることがよくありますが、かといってそういう方の腹筋・背筋に筋力の低下がみられるというわけでもありません。
腹筋・背筋の筋力低下で必ずしも腰痛になるとは限らないのです。
ですから、「腰痛にはこの運動をすればいい」ということで、ひとつの筋肉を一生懸命に鍛えようとしてもなかなか改善するものではありません。
「腰痛」という現象が起きるまでには、腰の背骨や骨盤が歪み、腰を支えているいくつもの筋肉が硬直し、そのアンバランスや硬張りに腰が耐えられなくなったときに初めて「腰痛」という症状が起こるのです。
従って、一ヶ所の筋肉を鍛えても全体のバランスが損なわれている限り、腰痛はなかなか治るものではないのです。
もし、筋力を鍛えることで腰痛を治そう(または予防しよう)とする場合、できるだけ全身を動かしながら骨格のバランス、筋肉の付け方・筋力量のバランスを考えながら運動をする必要があります。
ですが本当は腰痛対策として重要なのは、腹筋・背筋を使った良い姿勢を身に付けるということなのです。
良い姿勢の人は、腹筋・背筋を無理して鍛えなくても、良い姿勢であること自体が自然に腹筋・背筋をつけることになり、自ずと腰痛とは無縁になっています。
どんなに意識して腹筋・背筋を鍛えても、それが腰の良い状態を支える筋肉でなければあまり意味がありません。
腹筋・背筋を鍛えて強化して自前のコルセットの如く腰周辺の筋肉を固めるという考え方は、聞こえが良いように思えますが、腰痛の根本治療とはいえないばかりか、むしろ危険な腰の状態を作っています。
骨格の歪みを無視して、筋肉を鍛えて腰を固めてしまおうとすると、腰がとてもちぐはぐな状態となり、ギックリ腰になりやすくなります。
そして、もしギックリ腰になったとき、治すのにも時間がかかってしまいます。
鍛えて固めた腹筋・背筋の緊張が邪魔をして腰を正常な状態に戻してくれないのです。
腰痛を克服するために今まで痛みをこらえながら頑張って鍛えてきた腹筋・背筋が実は腰痛を悪化させてしまうことになるのです。
骨格を無視して、外側の筋肉だけを鍛える(私からすれば硬直させる)ということは、危険であまりおすすめできることではありません。


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2012年10月03日

症例:首の左側から左肩にかけて痛む(40歳代の女性)

 今朝、起きたら首の左側から左肩にかけて痛みがあったそうです。
痛みは今も続いていて、安静時でも痛みがあり、首を左右に動かすと左後頭部にかけてビーンと痛みが走るそうです。
観察のために手を当ててみますと首の左側にある縦に走る筋肉に強い緊張がみられます。
左肩は前に捻れていて、左肩上部に手を当てますと腫れて熱をもっていてビリビリしている感じです。
いかにも炎症を起こしている感じです。
胸椎上部の左側にも硬直がみられます。

操法開始です。
愉気によって頸椎と胸椎上部の椎骨、そして肋骨の歪みを整えていきます。
この時点で、首の左側から左肩にかけての痛みはほとんど消失したようです。
首を左右に動かしても左後頭部にかけて走る痛みはないようです。
その代わり、操法の途中から左肩甲骨周辺が膨らんでいる感じがするのと左手首に痛みが出てきたようです。
患者さんから話を伺いますと、左手首に関しては以前から痛みがあり、特に仕事で手作業をしていると、作業内容によって左手首に痛みが強く出ることがあり、以前から気にはなっていたそうです。
左手首を観察してみますと腫れていて、歪みもみられます。
左手首に愉気をしていきます。
仕事で左手首にかなりの負担をかけているようで、歪みが強く、気の通りが悪いです。
しばらくの間、愉気を続けて、とりあえず50%程度の歪みを修正したところで状態を確認していただいたところ、左手首の痛みはとれ、左肩甲骨周辺の腫れている感じも消失したようです。
まだ左手首に歪みが残っていましたが、異常感は落ち着いたようなので、時間の関係もあり、今日はここで操法を終えました。
1週間後に2回目の施術を受けに来られましたが、前回の痛みはほとんど落ち着いていて、首を動かすとやや左肩に張りを感じる程度でした。
前回と同様の流れで操法を行なっていきました。
前回の整えた歪みは、ある程度維持されているようです。
残してあった細かい部分の歪みを修正していき、最後に50%程度残してあった左手首の歪みを整えました。
最後に確認のために首を動かしていただいたところ、やや残っていた左肩の張りは消失したようです。


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Posted by 心羽 at 17:47Comments(0)症例集

2012年09月18日

子供の腰痛

 昔に比べて、姿勢の悪い子供が多くなりました。
まるで疲れきった大人のような背中をした子供までいます。
子供をとりまく環境が時代とともに変わってきているせいか、腰の痛みを訴える子供は増加していると言われています。
昔と比べて、子供の体力は低下していて、骨や筋肉も弱く、怪我や病気になりやすくなってきているのではないかと思います。
腰痛は今では大人特有の症状ではなくなってきています。
猫背のような悪い姿勢は、意識しなければなかなか治らないものです。
習慣になってしまった悪い姿勢に、さらに負荷が加わり続けますと、やがては腰痛をひきおこしてしまいます。
悪い姿勢であれば、身体の使い方が悪ければ、子供であっても腰痛に苦しむことになります。
子供の腰痛で問題なのは、成長期の途中であるため、今後の骨や筋肉の成長に悪影響が出るかもしれないということなのです。
大人と比べて子供の骨は柔らかく、成長途中であるがゆえに未完成です。
その未完成である腰・骨盤に無理な負担をかけ続けることは腰痛の原因になります。
そのままでいますと、身体がきちんと育たなくなるだけでなく、集中力が欠けて学業の方にも影響が出るかもしれません。
痛みが強い腰痛であれば、すぐに親がその異常に気付いてあげられると思いますが、少々の腰の負担では子供自信が腰の異常に気付かず、親が気付いてあげられないことが多いものです。
また、子供さんが「腰が痛い」と言っても、「腰痛なんて大人の病気だ」と深刻に受け止めていない親御さんも多いようですが、案外腰痛で悩んでいる子供は多く、大人になってから慢性腰痛の原因になることも多いので、きちんと子供さんの訴えに向き合ってあげることが大切です。

子供の腰痛も大人と同じく原因はさまざまですが、まず多いのが使い過ぎによる腰痛で、激しいスポーツをしている子供に多く、病院に行くと『筋・筋膜性腰痛症』と診断される腰痛症です。
骨の成長や筋肉の成長が著しい時期に、激しい運動・スポーツなどをしたために腰の筋肉に負担がかかったことが原因と考えられます。
スポーツの前後は、ストレッチをして十分に筋肉の緊張を弛めておくことが大切です。
症状が悪化しますと、『椎間板ヘルニア』『腰椎分離症』になる場合もありますので注意が必要です。
私の整体室に腰痛で悩んで来られる大人の患者さんの中に、腰痛歴をお尋ねしますと「中学または高校の部活動で腰を痛めてから腰痛持ちになった」という人が少なくありません。
実際、中学生や高校生で部活動の練習中に腰痛を感じている子供は多いようです。
病院で検査を行なってもはっきりとした検査結果として出ることは少なく、周囲の人からは深刻に受け止めてもらえないことも多いようです。
特に部活動を行なっている運動時に痛みを感じることが多く、日常生活では大きな支障はなく、『もしかして部活動を休みたいのでは?』と誤解されてしまうこともあるようです。
また、『腰痛があるのは腰の筋肉が弱いせいで、努力が足りないから!もっと筋トレで腰を鍛えなさい!』などと監督さんや親御さんなど周囲の人から言われることもあるようですが、整体の立場からしますとそれは必ずしも適切なアドバイスではありません。
慢性腰痛を訴える多くの子供の腰は、筋肉の柔軟性が欠如していて硬直化しています。
特に強豪チームの学校であれば、その練習量は多く、身体への負担も日々大きなものでしょう。
上のレベルを目指すのですから、当然ともいえます。
ですが、休みを定期的に取ることの大切さも指導して、過剰な練習量によって身体を故障させてしまうことがないよう指導してあげることは監督さんや親御さんの責任ですので注意してあげてほしいと思います。
もし身体を痛める子供が多い場合、身体を痛めることのない、効率的な練習方法、環境設備を模索する必要があります。
自分たちの行なっている練習や筋トレの方法を考え直してみましょう。
子供や監督さん、そして親御さんがみんなで考えて、身体を壊さないトレーニング、練習大系、環境を作っていくことが何よりも重要な腰痛対策になり、怪我対策にもつながると思います。

次に多い腰痛の原因が、悪い姿勢や筋力の低下による腰痛です。
外で遊ぶことが少なく、部屋での遊びが中心の子供は、悪い姿勢でテレビを見たり、本を読んだり、ゲームをしたり、勉強をしたりということが多く、良い姿勢を意識して過ごしている子供さんはあまり見かけません。
今の学校では勉強、宿題が忙しいようなので、その影響もあるかもしれません。
部屋で過ごすことが多くなりますと当然、運動量が少なくなり、腰を支えている筋肉が低下し、それによってさらに良い姿勢を維持することができなくなり、腰・骨盤を正しい位置に保つことができなくなって腰痛をおこしやすくなります。
子供さんのくつろいでいるときの姿勢を観察してみてください。
立っているとき、お腹が前に出て腰が反りすぎてはいませんか?
坐っているとき、腰が後ろに引けて姿勢が丸くなってはいませんか?
姿勢が悪くなりますと腰痛はもちろん、首・肩こり、頭痛、背中の痛みなど、全身に不調が出てきてしまいます。
お母さん、お父さんが、日頃から子供さんの姿勢を館察して、気になったときは注意してあげてください。
子供さんはつい無意識にその悪い姿勢をとっています。
悪気があってその悪い姿勢をとっているのではありませんので優しく注意してあげてください。
もしかしますと、その悪い姿勢のお手本となっているのは、お母さん、お父さんかもしれません。
その場合、お母さん、お父さんもご一緒に姿勢を気を付けてあげてください。
もし子供さんに筋力不足がみられるようでしたら、身体の筋力やバランス感覚を養うことができるように、全身を動かして遊ぶことができる機会を増やしてあげてください。
もしお子さんが腰痛を訴えたら、親御さんが早くから生活習慣を変えてあげることが大切です。
大人と違って、子供の腰痛は自分から治そうと考えることが難しいものです。
子供のときの腰痛は、大人になってから再発する場合が多く、慢性化することもあるので子供のときから親が注意してあげることが必要です。
また成長期の大切な時期に、身体を歪ませ、痛めますと、その部位の血流が悪くなることによって成長にも影響が出ることが考えられます。
整体を受けられますと施術と同時に日頃の過ごし方、身体の使い方など、お身体の状況を読み解いて適切なアドバイスをさせていただくこともできます。
ご心配な方は、ぜひご相談ください。


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2012年09月07日

症例:左足の第2趾(人差し指)が痛む(50歳代の女性)

 数年前から左足の第2趾(人差し指)が痛むそうです。
歩行中に痛むことが多く、安静時では痛みはないそうです。
確認のため、室内を歩いていただいたところ、やはり痛みを感じるようです。
痛みを感じる部位は、左足の第2趾(人差し指)の第二関節~付け根部分です。
観察のために手を当ててみますと、左足の第2趾(人差し指)の第二関節~付け根部分にツーンとした硬直感があり、気の通りが悪いです。
イメージとして、左足の第2趾(人差し指)が付け根部分にめり込んでいる感じです。
足の異常感は腰からくることもあるので、腰の状態を観察してみますと腰椎4・5番が左にズレていて、固まっている感じです。
手を当ててみますとこちらの手にビリビリと響いてくるものがあります。
仙骨を観察してみますと左側が少し盛り上がっています。

操法開始です。
愉気によって腰椎4・5番を整え、仙骨の左側の盛り上がりも弛めていきます。
気の通りが良くなったところで、室内を歩いて状態を確認していただきました。
痛みの強さは変わらずあるようです。
そこで、左足の第2趾(人差し指)の第二関節~付け根部分に再び手を当ててみますと変わらずツーンとした硬直感があり、気の通りが悪い感じのままです。
そのまま、左足の第2趾(人差し指)の第二関節~付け根部分に愉気をしていきます。
なぜこの指だけに硬直感があり、気の通りが悪いのか、いろいろ考えながらしばらく愉気をしていきます。
少し弛んできたところで室内を歩いて状態を確認していただいたところ、先ほどよりも痛みが弱まってきているようです。
床を意識して踏みしめるとまだ痛むとのことです。
そこで再び、左足の第2趾(人差し指)の第二関節~付け根部分に愉気をしていきます。
ツーンとした硬直感がなくなり、気が通り始めてきました。
めり込んでいた足の指が伸びた感じです。
再度、室内を歩いて状態を確認していただいたところ、痛みは消失したようです。
床を意識して踏みしめても痛みは感じないようです。


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Posted by 心羽 at 10:59Comments(0)症例集

2012年08月29日

腰痛とスポーツ

 スポーツを趣味として楽しんでいる人、スポーツを仕事としている人(運動選手または指導者)、スポーツとの関わり方は人それぞれですが、スポーツが腰痛の原因になっているケースがしばしばみられます。
身体にいいと言われる運動やスポーツでも、適度に行なっているうちはよいのですが、身体の持っている許容量を越えて行ない続けますと、思わぬ腰痛を抱えてしまうことになります。
これはスポーツ選手などに腰を痛めている人が多いのを見ても分かります。
案外、スポーツは日常生活に比べて腰に負担を強いることが多いです。
同じ動作を続けることによって同じ筋肉を過度に使い続けますと、それが腰にとって負担となり、筋肉が疲労を起こし、筋肉の伸び縮みがなくなってきて弾力性が低下し、その結果、筋肉が異常緊張を起こして、靭帯や関節を損傷させ、腰痛を起こしやすくさせます。
テニスやゴルフ、野球など身体を強く捻るもの、バスケットボールやバレーボールなどジャンプすることが多いもの、器械体操や新体操、水泳、ダンス系のものなど腹筋・背筋の強化を要求するもの、スポーツによって負担を強いるアプローチはさまざまですが、身体のもっている限界を越えますと腰痛の原因になります。
スポーツにはフォームがつきものです。
フォームを通して、同じ動作を繰り返し練習します。
スポーツにとって、フォームとは長年の経験の中で編み出された、技術の向上の為に計算された、科学的に裏づけされた形であり、動きであるわけですが、これが整体の視点からすると歪みとなってしまうことが多いのです。
フォームを通して、同じ動作を繰り返し練習することによって、身体の一部に繰り返し負荷がかかることになり、筋肉や靭帯に集中的に偏った負荷をかけてしまう結果、筋肉や靭帯のラインに癖ができ、骨格を歪ませ、痛みになってしまうのです。
繰り返す動作による損傷で痛みが生じているものを、一般的に「スポーツ障害」と呼ばれていますが、スポーツによっては、腰にこうしたスポーツ障害が起こり、腰痛の原因になっていることが多いです
スポーツの前には筋肉を傷めることがないよう、または怪我をしないようにするためにも、入念なストレッチ等で柔軟性を高めておくことが大切です。
そして、スポーツ後も、ストレッチ等を行なって、そのスポーツ特有のフォームからくる筋肉の癖、骨格の歪みをリセットし、筋肉を弛め、休ませてあげることが大切です。
それが、腰痛の予防につながります。

たまに、頑張って痛みをこらえながらスポーツをしている方がいらっしゃいますが、拘縮している筋肉に負荷をかけることによってますます筋肉の拘縮を強めることになり、その結果、さらに状態を悪化させてしまうことがあります。
筋肉は使ったら、その後は、筋肉を弛め、休ませてあげることが大切なのです。
痛みをこらえて無理をさせた身体は、治すのにも改善に時間がかかってしまうケースが多いです。
痛みが落ち着くまでは、痛みの出る動作を中止しするか、負担の少ない動き方を工夫していくことが必要となります。

それから、久しぶりのゴルフや野球、サッカーなどで腰を痛めてしまったという方が整体を受けに来られることがあります。
スポーツは瞬発力と持久力が必要になってきますので、日頃から充分な筋力トレーニングをしていませんと、腰がその負担に耐えきれず、痛めてしまうことがあります。
運動不足の人が入念な準備運動やストレッチをせずに、激しい運動をすれば、当然腰を痛めてしまいます。
久しぶりに運動をされる方は、運動前のストレッチや体操、そして運動後にも調整としてストレッチや体操が重要になってきます。

身体に歪みがある場合、日常生活では何も支障が出ない、身体を痛めるほどではない程度の歪みでも、スポーツのような負荷の強い動きを続けますとそれが痛みとなって出てくることがよくあります。
スポーツによって身体運動が日常生活以上の範囲を越えてしまいますと、それによって多少の歪みでも異常感として表れてしまうのです。
『運動を始めたら腰が筋肉痛になって・・・、もう1ヶ月以上にもなるのに腰の筋肉痛が治らないんです』とおっしゃる方が腰の症状限らずによくいらっしゃいます。
これは、もともとあった身体の歪みが、気が付かずに筋肉の伸縮性や関節の可動域を制限させていて、運動によってその許容範囲を越えたことによって痛めている現象です。
この場合、歪みを調整しますと異常感もとれてしまいます。
また、歪みを調整しておきますとそういう異常感は起こりにくくなります。

適度な運動は、血行を良くし、筋肉の硬張りを防ぎ、仕事などで偏った姿勢を取ることが多い場合は、身体の癖の固定化を防ぐことにもつながり、身体にとってとても良いことです。
そして、継続的に運動を行ないますと、筋肉が発達し、強い負荷に対しても余裕ができ、身体能力も向上します。
ですが、運動もその内容によって、身体を良くすることもあれば悪くすることもあるのです。
もし、運動を頻繁にされる方は、ときどきでも身体を調整してメンテナンスしておくと安心です。

それから、日頃から整体で身体の歪みを整えておきますと自分の思い描いたイメージ通りの動きができるようになります。
歪みを整え、筋肉の血流が良くなり、気の通りが良くなることによって、筋肉、腱、靱帯の中に存在する感覚器の機能が高まり、自分の身体をイメージ通りにコントロールすることができるようになるのです。
身体に歪みがありますと、身体は偏った方向に傾斜し、筋肉の伸縮性にも欠けてしまい、動きの方向性も定まりにくくなり、思い通りの動きができなくなってしまいます。
それはたとえ小さな歪み、筋肉の緊張であっても、気が付かないうちに影響を受け、身体のコントロールを不安定にさせます。
身体の歪みを整え、筋肉のバランス・柔軟性がアップしてきますと、パフォーマンスも向上し、永くプレーすることができるようになります。
スポーツの向上のためにも、痛みや異常感が出るのを防ぐためにも、または痛み・異常感が出たときの改善手段としても整体はおすすめです。
未経験の方はぜひ体験していただけたらと思います。


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2012年08月10日

症例:左腰部痛と左股関節周辺のだるさ(60歳代の女性)

 数ヵ月前から左腰に痛みが出始め、その数日後に左股関節周辺にだるさが出るようになったそうです。
激しい痛みまではないものの常に違和感があるそうです。
痛みを感じる部位は、左腰部と左大転子・左坐骨部です。
腰の状態を観察してみますと腰椎が左にズレていて、腰の左側の筋肉に強い緊張・腫れがみられます。
そして骨盤の左側が前方向へ捻れるように飛び出し、左側の大転子も外方向に張り出し、左側の坐骨が下がっています。
左側の大転子に手を当ててみますとズキズキした感じが手に響いてきます。
左側の坐骨も熱っぽく腫れている感じがします。

操法開始です。
愉気によって腰椎と骨盤の位置を整えていきます。
安静時での違和感は消失したようですが、左股関節を屈曲する動きをすると左股関節にだるさがまだ残っているようです。
左股関節の大転子を観察してみたところ、まだ少し張り出していたので本来の位置に納まるように丹念に愉気をしていきます。
再度、左股関節を屈曲する動きを確認していただいたところ、痛みはほとんど消失したようです。
室内を歩いてもらったり、しゃがんだり立ったりの動きも確認していただきましたが痛みはなくなったようです。


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Posted by 心羽 at 17:39Comments(0)症例集

2012年08月09日

怪我・打撲が原因の腰痛

腰痛の原因は様々ですが、なかには過去の怪我や打撲が原因で腰痛になっているケースがあります。
交通事故やスポーツによる事故、階段からの転落、滑って転倒したりなどをして腰に限らず身体のどこかを怪我・打撲しますと、怪我・打撲による外部からの衝撃によってその部位に異常な緊張が起こり、それによって骨盤や腰の背骨を歪ませ、それが元になって腰痛を起こしている場合があるのです。
昔、怪我・打撲をしたところが、季節の変わりめなどに疼くとか、骨折の痕がときどき痛むとか、子供の頃に足首を捻挫してから違和感があるとか、そういう経験はありませんか?
交通事故でムチウチをしてから、首・肩こりで悩むようになった、頭痛が出るようになった、めまいが出るようになったという話はよくある症状の話です。
たとえ、昔の怪我や打撲の痛みが今はまったく感じなくても(また頭の記憶にもなくても)、身体には記憶としてその衝撃が残っているものなのです。
病院では検査をしても映像として写るものではありませんので追求しづらいと思いますが、その衝撃が要となって、歪みやズレを引き起こし、骨格の可動域を狭め、筋肉の伸縮性をなくし、さまざまに影響を与えているのです。
日常の姿勢や身体の使い方の悪さが原因で生じる歪みと比べますと、怪我・打撲によって外部から衝撃を受けて生じた歪みは、歪み方が強いです。
それは、受けた衝撃を身体が吸収してしまった結果、そうなるのですが、普通の歪みと比べますと歪みの度合いが強い上に、衝撃の吸収の方向によって複雑な歪み方をします。
このように説明しますと、もう治らないのでは!?と思ってしまうかもしれませんが、決して治らないものではありません。
整体の施術によって歪みの根本になっている怪我・打撲による衝撃を、浮き上がらせ、解放し、痕跡をなくしていけば、その強い歪みも修整され、痛みも次第になくなっていきます。
私の整体の場合、愉気という技法を使います。
愉気を使えば、身体の内部に内攻してしまった外部からの衝撃を除去していくことが可能です。
私の考えですが、衝撃の痕跡部位や衝撃の程度を正確に観察し、そして治癒へ導いていく為には、愉気の感覚が効果的であると考えています。
骨格の歪みを力で矯正しようとする療法やマッサージを主体とする療法では効果を期待するのは難しいのではないかと思います。
それほど、怪我・打撲による歪みは普通の歪みと比べますと異質なのです。
衝撃の状態を読み解いて、それに対する処置を行なうことが腰痛を治す早道であると考えています。
腰痛の中でも、この怪我・打撲による腰痛で悩んでいらっしゃる方は、もうこの腰は治らない、と思い込んでいる方が多いですが、決して治らないものではありませんので、ぜひご相談いただけたらと思います。

腰の圧迫骨折をしてから腰痛で悩んで来られる方がたまにいらっしゃいます。
圧迫骨折とは骨が重みや衝撃に耐えきれず、その結果、潰れてしまうという現象で、通常の骨折のように骨が元の状態に戻ることがありません。
それによって強い歪みをもって、慢性的な腰痛の状態で悩んでいる方もいらっしゃいます。
そういう方は、腰が歪んだ状態のまま、骨折部位が癒合していることが多く、特にご年配の方は圧迫骨折によって背中が丸くなり、縮んだようになっていて、腰の痛みだけでなく、下肢の痛みやしびれも伴っている方もいらっしゃいます。
そういう場合、歪みを整えることの難しさを痛感することがありますが、それでも全く治らないわけではありません。
また、過去に腰痛で手術をされたことのある方が、ひどい腰痛ではなくなったものの常に腰に鈍い痛みがある、ということで悩んで来られる方がいらっしゃいます。
こういう場合も、効果の出るスピードに個人差はありますが、最終的にはみなさん良くなっています。
手術によって、腰に金具が入っている場合、それによって歪みの状態がロックされていたりして、やはり歪みを整えることの難しさを痛感することがありますが、完全に歪みを修整できないにしても、最終的には生活にさほど支障のないレベルまで改善している方が多いです。
どうかあきらめないで、ご相談いただけたらと思います。


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2012年08月02日

症例:右肩が痛む(30歳代の女性)

 1週間ほど前に、朝起きましたら右肩に痛みが発症していたそうです。
肩こりというよりは寝違えのような痛みで、1週間経過しても痛みが改善する様子は全くなかったとのことです。
痛みを感じる部位は、右肩上部です。
安静時でもズキズキと痛みを感じるそうです。
首を左に向けたり、左真横に傾けたりすると更に痛みが強くなるようです。
観察のために手を当ててみますと右肩にジンジンとした感じがあり、こちらの手に響いてきます。
熱感もあります。
左右の肩甲骨の位置を見比べてみますと右側だけが極端に盛り上がっていて、胸椎上部の椎骨も右にズレています。

操法開始です。
愉気によって肩甲骨と胸椎上部の歪みを整え、右側の肩甲骨の極端な盛り上がりは小さくなりました。
安静時状態での痛みは消失したようです。
患者さんに首を動かして状態を確認していただいたところ、まだ痛みが残っているようです。
ですが、痛みを感じるまでの首の可動域が操法前よりも広くなってきました。
次に右腕を観察したところ、右手首(上肢第三調律点)に鈍い感じがあります。
一見、歪みはあまりないように見えるのですが、愉気をしてみますと気の通りが悪く、沈黙しているような感じ、とても鈍い感じです。
右手首に愉気をしてみました。
過去に右手首を痛めていらっしゃるのか、なかなか気の通る感じが得られません。
患者さんご自身の自覚症状としては、右手首に異常感は全くなく、過去に痛めた記憶もないそうです。
しばらく愉気を続け、ようやく少しずつ気の通った感じが得られたところで、首を動かして状態を確認していただいたところ、先ほどよりも痛みは少なく、限界まで首を動かすとまだ痛みを感じるとのことです。
そこでまた更に、右手首の愉気を続けます。
10分間ほど経過したでしょうか、右手首の気の感応がある程度得られたので、再度首を動かして状態を確認していただいたところ、残る痛みは消失したようです。


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2012年07月29日

風邪薬をお勧めしない理由

 ではここで改めて、「風邪薬」に対しての整体的な意見を述べさせていただきたいと思います。

整体では風邪薬をお勧めしてはいません。
理由は、風邪薬は風邪の治療薬ではないからです。
「風邪の特効薬を発明したらノーベル賞もの」という言葉を聞いたことはありませんでしょうか?
風邪の治療薬というのはなく、普段皆さんが使っている風邪薬は、喉痛、熱、咳、鼻水といったそれぞれの症状を緩和させる薬でしかなく、そうしている間に自然回復を待つためのものなのです。
本来、風邪の症状というのは、身体が抱えている問題を掃除するための自然な整体法なので、それを薬で止めようとしますと余計に風邪が長引いたり、こじれたりする現象が起こります。
熱が出たとき、解熱剤を飲めば確かに熱は下がりますが、今度はかえって微熱が長引いてしまうことがよくあります。
ウィルスが体内にあるとき、身体は熱を出してウイルスを煮沸消毒しようとします。
ですが解熱剤を飲みますと身体は熱を出すことができません。
それでは微熱がくすぶってしまい、そういう状態が続いてしまいますといたずらに体力をどんどん消耗させてしまうことになります。
また、微熱の状態から再び高い熱がぶり返すことがあります。
それは出し損ねた熱をもう一度身体が出そうとして頑張っている姿なのです。
熱が上がったり下がったりすると不思議に思う方がいらっしゃいますが、それは解熱剤がそうさせているのです。
風邪の治り際が悪い場合、案外その原因は風邪薬が影響していることが多いのです。
結局、薬を使うことでかえって病気の経過を阻害しているのです。
身体が熱を出すことでウィルスと戦う白血球などの働きを活性化させ、免疫力を上げるわけですから、本当でしたらむやみに下げていいはずがないのです。
熱は風邪のウィルスだけを処理してくれるのではありません。
その他諸々の体内の細菌、毒素、溜まった老廃物をも処理してくれます。
熱というのは身体を蘇生させるために必要な生理作用なのです。
薬を飲まずに自然に風邪を経過させた場合、骨格の歪みは修整され、筋肉の硬直も弛み、体内に溜まっている毒素は排出され、身体は整った状態に生まれ変わります。
ですが、薬を飲んだ場合、風邪症状が治ったとしても、骨格の歪みは修整されず、筋肉の硬直も弛まず、体内に溜まっている毒素もそのまま、風邪本来がもつ身体のリセット作用が活かされず、身体はそのまま異常を抱えていくことになります。
高い熱が必要なときにきちんと出るということは、身体が生命を保ち全うするために大切な機構なのです。
野口先生は、熱が40度を越すと遺伝性のものでも無くなってしまうと言っています。
特に子供の場合、高い熱の出る病気がたくさんありますが、遺伝的に抱えている病気を無くすためには、高い熱を経過させる必要があるのです。
むしろ、そういう遺伝的な病気を調整するために、子供の病気は身体が要求をして何度も高い熱を出すのです。
高い熱にはそれほど重要な消毒・解毒作用があるのです。

それから、さらに薬をお勧めしない他の理由として、副作用に対する心配があります。
基本的に風邪薬は交感神経の働きを緩めます。
そのことによって、身体をリラックスさせ、それぞれの症状を緩和させるのですが、当然、自然に緩んだわけではありませんので、必要以外のところまで余分に緩めてしまうことになります。
すると、ボーっとしたり、眠くなったり、だるくなったりします。
風邪症状は治っても、副作用だけが残り、いつまでたってもスッキリしないということが起こります。
一般的に風邪は風邪薬を飲まないと治らないと考えられています。
そして、いつの間にか風邪薬は風邪の治療薬という考え方が広まり、それが常識化しています。
風邪薬を飲んで、そのまま風邪が経過すれば薬のおかげで治ったとつい思ってしまいがちですが、整体の考えからすればそれは誤解です。
風邪が経過するのは、あくまでもその人の力であり決して薬のおかげではないのです。


以上の理由で、整体では風邪薬を使わないようにアドバイスしています。
ですが私の場合、この考えを患者さんに対して強制はしていません。
先生によっては、厳格な先生ほど『絶対に薬を飲んではいけません!』ときつく注意する先生もいらっしゃるようですが、私の場合はアドバイスはさせていただきますが、最終的な判断は患者さんご自身にお任せしています。
皆さん、いろいろな事情があり、薬は身体に良くないと分かってはいてもどうしても飲まざるを得ない状況もあると思うからです。
身体の状況によっては薬が必要なときもあるかもしれません。
私にとって一番大切なことは、皆さんが幸せな生活を送ることが何よりも優先されるべきことであり、それぞれの生活の中でベストな判断をされるときに、この整体の考えを判断の材料に使っていただければ、それでよいと思っています。


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Posted by 心羽 at 12:08Comments(0)風邪

2012年07月26日

レントゲンに写らない腰痛

腰痛で悩んで来られる患者さんの中には、「病院でレントゲンを撮ってもらったのですが、骨には異常はないといわれました」とおっしゃる方が多いです。
痛いのに異常はありませんと言われてしまう、患者さんとしては納得いかないものです。
私自身も経験がありますが、整形外科を受診しますと、普通はまず、問診を受け、レントゲン検査を受けることになります。
撮影の結果、骨に異常がなければ問題ないと診断されます。
そして「様子をみましょう」ということで、シップ薬や痛み止めが処方されます。
ですが、なかなかそう簡単には症状は改善されません。
レントゲンに異常が写らないからということで、腰に問題がないということにはなりません。
正常な身体が、激しい痛みを伴うことはないように、何かの状態が腰痛を引き起こしているのは間違いありません。
患者さんの中には、これまでに数軒の整形外科を受診し、果ては大学病院まで渡り歩き、それでも原因がわからず、やがては腰の痛みだけではなく、気持ちも滅入るようになり、強い不安症にとらわれてしまっている方も少なくありません。
ここで改めて、私の主観的な考えですが、レントゲンに対する理解が必要だと思います。
異常がないのに痛みがあるというのは変な話ですが、整形外科で『骨には異常はない』というのは、骨折していない、骨にヒビが入っていない、骨が変形していない、骨と骨の間の椎間板が変形していない、という意味であり、レントゲンとは骨や椎間板そのものの状況を検査しています。
骨格の歪みを検査しているのではありません。
実際、腰痛で悩んでいる患者さんの腰を観察してみますと骨格が歪んでいることが多いです。
腰が歪んでいることを患者さんにお伝えすると驚かれる方がほとんどです。
整形外科では、「骨には問題ない」と言われたのにどうしてでしょうか?
私の勝手な解釈ですが、整形外科が着目しているのは、骨や椎間板が折れていないか、ヒビが入っていないか、変形していないか、という器質的な部分に着目点が置かれています。
その骨や椎間板の器質的な状態を正確に映し出すために、レントゲン技師が撮影の際に患者さんの腰や足の位置などの体位をきれいに整えてしまうため(ポジショニングと呼ばれていますが)、骨格の歪みとしての状態が表れにくくなってしまうのではないかと考えられます。
ですから、骨に異常はなくても、実は骨格のバランスには歪みがあり、筋肉が炎症を起こして、痛みが生じるということが起こるのではないかと考えています。

ここで一応、レントゲン検査やMRIではっきりする腰痛の病名をいくつか挙げておきます。
●椎間板ヘルニア:腰のどの部分にヘルニアが出ているかということがMRIで
            写りますので、何番の椎間板ヘルニアの問題かがわかります。
●脊柱管狭窄症:MRIでどの部分が狭くなっているかということがわかります。
●脊椎分離、すべり症:腰のどの部分が分離し、すべっているのかレントゲンで
              確認できます。
●骨粗鬆症による腰痛
●脊柱靭帯骨化症
●内科的な疾患(癌、腎結石など)による腰痛です。

これらの腰痛はレントゲンやMRIなどの検査でその原因がはっきりとつきとめられる腰痛です。
はっきりとした症状名のつかない腰痛は、ある意味、まだ深刻ではないと捉えることもできます。
ですが、今はまだ深刻ではないにしても、骨格の歪みをそのまま放置しておきますと、やがては骨や椎間板に器質的な異常が起こり、はっきりと診断名のつく腰痛に悪化してしまうことも考えられます。
もしそうなれば手術を勧められることもあるでしょう。
時々でも腰痛を繰り返す方、常に慢性的に腰痛があるという方は、自分の腰痛は持病で治らないもの、と思い込んでいる方が多いです。
世の中には整形外科以外の治療法がたくさんあります。
私の立場としては整体がお勧めです。
どうかその腰痛をあきらめないで、治すことに前向きになっていただけたらと思います。


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2012年07月19日

症例:左肩~左背中にかけて痛む(40歳代の女性)

 二日間ほど前から、左肩~左背中にかけて痛みがあるそうです。
寝ながら読書をしていたのが原因ではないかとのことです。
痛みを感じる部位は、左肩上部~左肩甲骨周辺です。
安静時でも痛みを感じるそうです。
観察のために手を当ててみますと左肩上部~左肩甲骨周辺にかけて、腫れている感じと熱を持っている感じがあります。
右肩が前に出ていて、逆に左肩が後ろに下がっていて、胸椎上部の椎骨が左にズレています。

操法開始です。
まずは、骨盤の歪みを愉気にて整え、次に肋骨と肩甲骨の歪みを愉気で整えました。
右肩と左肩の位置がほとんど水平に揃い、胸椎上部の左ズレもほぼ元の位置に整ったようなので、患者さんに痛みの変化を確認していただいたところ、ほとんど痛みはなくなったようなのですが、なんとなく左背中に違和感が残るとのこと。
左肩甲骨に手を当てて状態を観察してみますと、確かに熱をもっている感じはほとんどなくなりましたが、まだ微妙に腫れた感じが残っています。
そこで、上肢第二調律点に愉気をしました。とても分厚く鈍い感じです。
しばらく愉気をして気の通った感じが得られたので、再度、残る違和感の変化を確認していただいたところ、残る違和感は消失したようです。
左肩甲骨に残っていた微妙な腫れもなくなりました。
寝ながらの読書は、なるべくしないようにお願いをして操法を終えました。


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Posted by 心羽 at 15:00Comments(0)症例集

2012年07月18日

姿勢の悪さ、偏り疲労による腰痛

 日々、生活をしていますとどうしても自分の健康より、仕事や家事、スポーツや趣味、子育てなどを優先にしてしまうものです。
どんな理由があるにしましても、身体にとってあまりに無理をしすぎますと、腰の背骨や骨盤を歪ませ、筋肉を硬張らせ、そのまま放置しておきますといつかは痛みとして症状があらわれてきます。
腰に負担をかけすぎないようにするには、まず腰を歪ませないということが大切なのですが、実際、自分の腰の歪みに気付くということは現実なかなか難しいものです。
ではどんなときに腰の背骨や骨盤を歪ませ、筋肉を硬張らせるのでしょうか?
それは、悪い姿勢が持続したとき、偏った身体の使い方を持続させたときに生じます。
たとえば、仕事や家事での無理な体勢、普段のくつろいでいるときの姿勢、睡眠中の姿勢、車の運転、過剰なスポーツなどによって歪みを生じさせます。
私たちは、気が付かないうちに身体に負担をかけ、腰を歪ませていることが多いです。
身体を歪ませ続けていますと身体が形状記憶のようにその不自然な形を覚えてしまい、そのアンバランスな形で姿勢を保とうとし始めます。
そのアンバランスな形が慢性的な歪みとなり、それは本来の正常なバランスではない為、背骨や骨盤も傾斜し、筋肉も引っ張られ硬張るようになります。
この状態で常に緊張にさらされている腰は、血行を悪くし、老廃物を溜まりやすくさせ、非常に疲れやすい腰になります。
すると、さらに正しい姿勢を保つことが困難になり、ますます歪みが大きくなっていくという悪循環が起こります。
そして、身体の硬直の許容量を超えたときに痛みがあらわれてくるのです。

また、仕事などで偏った筋肉の使い方をしていますと、同じ筋肉だけに集中的に負担がかかり、その筋肉は緊張していることが当たり前になってしまうため、仕事を終えて家に帰ってきてリラックスしているつもりでも、筋肉は硬いままになっていて、そう簡単には弛まない状態になっています。
整体ではこのことを「偏り疲労」と呼んでいますが、常に血行不良の状態なのです。
その状態が続けば、やがては痛みや張りなどの自覚症状があらわれます。

本来、関節は何らかの力の影響を受けない限り、正常な位置を保とうとしています。
したがって勝手に身体が歪むということはありません。
必ずと言っていいほど、身体が歪むときは何らかの力が関節に加わって、その力の方向に「骨がズレ」てしまうのです。
腰に痛みのある方、腰に限らず身体のどこかに痛みを抱えている方は普段の姿勢、身体の使い方を見直してみてください。
身体に対するちょっとした気遣いで防げる痛みはたくさんあるのです。


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