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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2011年12月21日

上肢第五調律点

<位置>
肘の内側の部分、親指側の処で、肘の曲がり角から指2本くらい下がったところの筋肉の部分。
        例:右の場合
               

<効果>
腹膜炎、腎炎、腸炎、腱鞘炎、鼻炎、結膜炎、歯肉炎、口内炎など、特に身体の内部、内臓器官の化膿・炎症症状に対して用いられ、「**炎」と名の付くものに対して効果が期待されます。
どもり、舌のもつれ、思ってもいないことをつい口走ってしまうときにも効果的です。
また、脳の血行と関連していて、特に右の上肢第五調律点は脳溢血の調整または予防の急処とされています。
脳溢血は頸椎2番の右側が極度に硬直し、そのために頭の血が降りなくなった結果起こると考えられています。
首の捻れの調整としても使用されます。
胸椎7番の左1側と関連。
昔はこの処を「化膿活点」と呼んでいたそうです。今では上肢第六調律点のことを「化膿活点」と呼びます。

<操作>
相手には正座で坐ってもらいます。
左右の上肢第五調律点をこちらの親指でそれぞれ触ってみて、硬直または硬結のある側を対象とします。
または、両肘を手のひらで触ってみて、冷感、硬さ、鈍さを感じる側の腕を対象とします。
ここでは、右側を例にして説明していきます。
こちらは右膝を立てた蹲踞の姿勢で、相手の右側に構えます。
相手の右腕を手のひらが上を向くようにしながらこちらの右太腿の上に載せます。
そして左手の親指を上肢第五調律点に当てます。
次に右手の親指を左手の親指の上に重ねるように載せます。
他の四指は相手の右腕の後ろ側に腕を包むように添えて、親指に対する支えとします。
この状態で左手の親指から愉気をします。
親指に力を入れ過ぎないように注意してください。気が通りにくくなります。

          例:右の場合
              

この状態のまま愉気を続けても気は通るのですが、テクニックとして次の操作も試してみてください。
相手の右腕の後ろ側で支えている左右の手の四指で右腕の肘を伸ばすように軽く持上げたり、引いたりしますと親指で押さえている処に最も弛めたい硬結という小さい塊のようなものが浮き上がってきます。
それを捕らえることができましたら、その硬結がある程度弛んで無くなるまで丹念に愉気をします。
この上肢第五調律点の型が相手に対して上手にとれますと相手の胸椎7番の左1側に響いて、自然と背中が伸びるような動きが起こります。
その動きによって胸椎7番の左1側が調整されます。

【自分で行なう場合】
親指を上肢第五調律点に当て、ゆっくりと息をしながら愉気をします。

           例:右の場合
              

<保ちの操法>
上肢第五調律点の愉気を終えましたら、次の操作も行なっておいてください。
効果を確実に引き出すための操作です。
右腕を対象とした場合、自分の右手で相手の右手首を支えるように持ちます。
相手の手首と肘が水平になるように高さを合わせてください。
相手の右肘の下の小指側にコリコリとした細い筋がありますので、こちらの左手中指でその筋を引っ掛け、引くようにして弾きます。
すると小指にビーンと響きます。肘をぶつけると手が痺れるところです。
弾いたときに小指がビーンと響かなければ処が違っているということになります。

     例:右の場合
          

弾くとき、左手の親指を相手の肘の上に添えて、弾くときの支えとしてください。
この処は弾きますとちょっとした痛みを伴ないますので、痛みに弱い方は弾かずに中指で押さえてただ愉気してあげるとよいでしょう。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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Posted by 心羽 at 10:19Comments(0)上肢操法