2012年07月29日

風邪薬をお勧めしない理由

 ではここで改めて、「風邪薬」に対しての整体的な意見を述べさせていただきたいと思います。

整体では風邪薬をお勧めしてはいません。
理由は、風邪薬は風邪の治療薬ではないからです。
「風邪の特効薬を発明したらノーベル賞もの」という言葉を聞いたことはありませんでしょうか?
風邪の治療薬というのはなく、普段皆さんが使っている風邪薬は、喉痛、熱、咳、鼻水といったそれぞれの症状を緩和させる薬でしかなく、そうしている間に自然回復を待つためのものなのです。
本来、風邪の症状というのは、身体が抱えている問題を掃除するための自然な整体法なので、それを薬で止めようとしますと余計に風邪が長引いたり、こじれたりする現象が起こります。
熱が出たとき、解熱剤を飲めば確かに熱は下がりますが、今度はかえって微熱が長引いてしまうことがよくあります。
ウィルスが体内にあるとき、身体は熱を出してウイルスを煮沸消毒しようとします。
ですが解熱剤を飲みますと身体は熱を出すことができません。
それでは微熱がくすぶってしまい、そういう状態が続いてしまいますといたずらに体力をどんどん消耗させてしまうことになります。
また、微熱の状態から再び高い熱がぶり返すことがあります。
それは出し損ねた熱をもう一度身体が出そうとして頑張っている姿なのです。
熱が上がったり下がったりすると不思議に思う方がいらっしゃいますが、それは解熱剤がそうさせているのです。
風邪の治り際が悪い場合、案外その原因は風邪薬が影響していることが多いのです。
結局、薬を使うことでかえって病気の経過を阻害しているのです。
身体が熱を出すことでウィルスと戦う白血球などの働きを活性化させ、免疫力を上げるわけですから、本当でしたらむやみに下げていいはずがないのです。
熱は風邪のウィルスだけを処理してくれるのではありません。
その他諸々の体内の細菌、毒素、溜まった老廃物をも処理してくれます。
熱というのは身体を蘇生させるために必要な生理作用なのです。
薬を飲まずに自然に風邪を経過させた場合、骨格の歪みは修整され、筋肉の硬直も弛み、体内に溜まっている毒素は排出され、身体は整った状態に生まれ変わります。
ですが、薬を飲んだ場合、風邪症状が治ったとしても、骨格の歪みは修整されず、筋肉の硬直も弛まず、体内に溜まっている毒素もそのまま、風邪本来がもつ身体のリセット作用が活かされず、身体はそのまま異常を抱えていくことになります。
高い熱が必要なときにきちんと出るということは、身体が生命を保ち全うするために大切な機構なのです。
野口先生は、熱が40度を越すと遺伝性のものでも無くなってしまうと言っています。
特に子供の場合、高い熱の出る病気がたくさんありますが、遺伝的に抱えている病気を無くすためには、高い熱を経過させる必要があるのです。
むしろ、そういう遺伝的な病気を調整するために、子供の病気は身体が要求をして何度も高い熱を出すのです。
高い熱にはそれほど重要な消毒・解毒作用があるのです。

それから、さらに薬をお勧めしない他の理由として、副作用に対する心配があります。
基本的に風邪薬は交感神経の働きを緩めます。
そのことによって、身体をリラックスさせ、それぞれの症状を緩和させるのですが、当然、自然に緩んだわけではありませんので、必要以外のところまで余分に緩めてしまうことになります。
すると、ボーっとしたり、眠くなったり、だるくなったりします。
風邪症状は治っても、副作用だけが残り、いつまでたってもスッキリしないということが起こります。
一般的に風邪は風邪薬を飲まないと治らないと考えられています。
そして、いつの間にか風邪薬は風邪の治療薬という考え方が広まり、それが常識化しています。
風邪薬を飲んで、そのまま風邪が経過すれば薬のおかげで治ったとつい思ってしまいがちですが、整体の考えからすればそれは誤解です。
風邪が経過するのは、あくまでもその人の力であり決して薬のおかげではないのです。


以上の理由で、整体では風邪薬を使わないようにアドバイスしています。
ですが私の場合、この考えを患者さんに対して強制はしていません。
先生によっては、厳格な先生ほど『絶対に薬を飲んではいけません!』ときつく注意する先生もいらっしゃるようですが、私の場合はアドバイスはさせていただきますが、最終的な判断は患者さんご自身にお任せしています。
皆さん、いろいろな事情があり、薬は身体に良くないと分かってはいてもどうしても飲まざるを得ない状況もあると思うからです。
身体の状況によっては薬が必要なときもあるかもしれません。
私にとって一番大切なことは、皆さんが幸せな生活を送ることが何よりも優先されるべきことであり、それぞれの生活の中でベストな判断をされるときに、この整体の考えを判断の材料に使っていただければ、それでよいと思っています。


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新潟市中央区東大通2-2-9 トーカン万代第二ビューハイツ810
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Posted by 心羽 at 12:08Comments(0)風邪

2012年06月21日

心理的にひく風邪

 『風邪をひいている人が近くにいると、いつも風邪がうつってしまう』と思い込んでいる人が、風邪をひいている人が近くにいると本当に風邪をひいてしまうことがあります。
テレビなどで、『今、風邪が大流行しています』と報道されるとその報道を聞いただけで本当に風邪をひいてしまう人がいます。
『試験の前になるといつも風邪をひいてしまう』と思い込んでいる人が、試験前になると本当に風邪をひいてしまうことがあります。
『旅行に行く前になるといつも風邪をひいてしまう』と思い込んでいる人が、旅行前になると本当に風邪をひいてしまうことがあります。
みなさんは、そのような体験はありませんか?
またはそういう風邪のひき方をする人は周囲にいませんか?
これは、思い込みによって無意識に自分に暗示をかけ、風邪をひかせているのです。
思い込みの激しい方、頭の神経の過敏な方、にそういう風邪のひき方をする人が多いです。
そうではなくても、体調があまり優れず、気持ちが弛んで心理的に油断しているときに、『風邪をひいてしまう』と思い込んでしまいますと本当に風邪をひいてしまうことがあります。
逆に心理的に気持ちが充実しているときは、『風邪をひいてしまうかもしれない』と思い込んでも、案外なかなかひけないものです。
『風邪をひいてしまうのは気持ちが、たるんでいるからだ!』と言う方がたまにいらっしゃいますが、よく考えてみますとそれも一理あるのです。
人間の心理とは面白いもので思い込みで病気を作ってしまうことがあるのです。


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Posted by 心羽 at 15:05Comments(0)風邪

2012年05月04日

風邪時の過ごし方

薬はなるべく飲まない
風邪薬や解熱剤は、風邪の経過を鈍くさせ、身体の機能そのものを鈍くさせてしまいますのでなるべく飲まないことをおすすめします。


発熱のときは普段通りに、平温以下のときは安静に
熱が出ている間は、いつも通りの生活を心がけてください。
熱を怖がって安静にしている人がいますが寝ている必要はありません。
身体の自然良能がスムーズに行なわれるようにする為には普段通りの生活を心がけることが大切です。
ですが、もしだるくて動きたくないときは無理して動く必要はありません。
休養のときと思って、身体を休め、リラックスして、心も休めてください。
熱は下がってきますと、平熱以下にまで下がる時期があります。
平熱以下にまで下がりましたら、平熱に戻るまではなるべく身体を安静に過ごしてください。
熱が出ているときはいくら動いても構いませんが、平熱以下に下がっているこの時期だけは心身をゆったりと休ませてあげることが肝要なのです。
この安静期の時期に、「熱が下がったからもう大丈夫」と安心して、学校に行ったり、仕事に出かけたり、家事を普段どおりにこなしたり、外出したりしますと風邪をこじらせることがあるのです。
この時期はできるだけ安静を心がけてください。
平熱に戻りましたら、平常どおりに動いても大丈夫です。


身体を冷やさない
風邪のときは身体を冷やさないことが大切です。
上半身、特に肩まわりが冷えますと咳が出やすくなりますので注意が必要です。
下半身もくつ下やタイツなどをはいて保温してください。
ご自宅の床がフローリングの場合、スリッパなども常用して足を冷やさないように心がけてください。
身体全体を積極的に温めながら過ごすようにしてください。


汗を冷やさない
風邪の経過を早めるためには汗をかくことが大切です。
そして、汗をかいた身体を風に当てないようにしてください。
風に当ててしまいますと身体を冷やしてしまい、かいた汗が再び身体の内部に内攻してしまうのです。
つまり、出した毒素を身体が再吸収したことになるのです。
汗をかきましたら、乾いたタオルでよく拭いて、温めた下着に取り替えるように努めてください。
汗がネバネバしている間はまだまだ毒素を排泄している状態で、サラッとした汗になりましたら毒素の排泄もひと段落したとみます。


水を積極的に飲む
身体の約7割は水分です。
身体の水分が足りない状態ですと、身体の弾力性がなかなか回復しません。
特に風邪を引いているときは、身体が水を必要としていて、吸収性も高まっています。
こまめに積極的に水を飲むようにしてください。
もし水が飲みにくい場合は、スポーツドリンクを水で倍に薄めて飲んでみてください。
普段からあまり水を飲み慣れていない方は、特に具合が悪いときは、なかなか飲めないものです。
水は飲みにくいという方は、お試しください。

                

目を休ませる
目の疲れは風邪の経過を遅くさせてしまいます。
風邪の間は目を酷使しないよう、なるべく目を休ませるようにしてください。
目の疲れは、特に咳の経過を鈍くさせてしまうのです。
風邪をひいて布団の中に入って何もすることがなく、退屈でテレビばかり見ていた、ずっと本を読んでいた、携帯電話を長時間見ていた、という人は咳が長く続きやすいです。
特に風邪の治りがけに目を使い過ぎてしまいますと咳だけが残ってしまうことがよくあります。
その他にも、眼の疲れが原因で頭痛になったり、また首の緊張が抜けにくくなって、迷走神経の異常を介して胃の不調を起こすこともあるのです。
風邪をひいて休養をとろうとすると逆に普段よりも目を使い過ぎてしまうという方は、無理のない範囲で普段どおりの生活で過ごす方がよいかもしれません。
そして一日の最後に目の温湿布を行なっておいてください。
               
また冬の時季は、暖房の使用によって空気が乾燥し、さらに目に負担をかけやすくなります。
なるべく目のケアを心がけてください。


食事について
もし食欲がなければ無理に食べる必要はありません。
特に病気のときに胃に何かを入れますと消化作業によって体力を消耗させてしまい、それによって菌に対する抵抗力、免疫力が低下してしまうため、治癒力が鈍って風邪の経過を遅くしてしまうのです。
身体の全エネルギーを風邪の経過に集中させるには、お腹になるべくものを入れない方がよいのです。
よく「風邪の時は積極的に栄養を摂りなさい」と言われますが、それは栄養価の高い物があまり食べられなかった昔の話で、現代人は余分な栄養を摂り過ぎていて、逆にそれで身体を壊している人の方が多いです。
多くの場合、風邪の時は自然と食欲がなくなるものです。
そういう状態が1週間以上も続くのでしたら、これはまた問題ですが、身体が欲しがっていないものを無理に食べることが身体にとって良いはずがありません。
動物はきちんとそれをわかっていて、体調がよくないときは、極端に食事の量を少なくし、活動を控えてじっとしているものです。
その方が早く治るということを本能的に知っているのです。
人間だけが、身体の要求に反して食べたくないのに食べることをするのです。
ですから、病気のときこそ自らの食欲というものに意識を向けてみましょう。 
ただ水分だけはこまめに補給するように心がけてください。


入浴について
「風邪をひいたときに、お風呂に入ると風邪が悪化するので入ってはいけません」とよく言われますが、野口整体ではお風呂の入り方を工夫することによって逆に風邪の経過を促すことをします。
お風呂に入ったことによって風邪をこじらせてしまったという人は、お風呂の入り方に問題があったのです。
では、どういうお風呂の入り方が良いのか?
風邪をひいたときのお風呂の入り方を説明させていただきます。
少し熱めの温度のお湯に、3~5分間入ります。
少し熱めの温度とは、普段入る温度よりも2~3度くらい熱くするということです。
3分間も入っていますとしだいに身体は赤くなってきます。
時間が経過しましたら、さっと上がり、身体表面の水分をきちんと拭き取ります。
以上です。
これが風邪をひいたときのお風呂の入り方です。
疲労している物質をとるという意味では、ぬるいお湯に長く入るのは良いことですが、風邪をひいている時にこのようなお風呂の入り方をしますと、身体が弛み過ぎて、力が抜けてしまい、体力が低下して、風邪の経過を悪くさせてしまうのです。
風邪をひいた時の入浴の目的は、少し熱めの温度のお湯で皮膚を刺激して、身体の働きを高め、排泄作用を促し、汗を出しやすくさせる、というのが狙いなのです。
身体を弛めてリラックスさせるというよりは、身体を引き締めて、身体の内部を活動的にしたいのです。
ですから、野口整体の立場としては風邪をひいたときこそ大いにお風呂に入ってほしいのです。

ここで注意点です!
注意点①寝る直前にはお風呂に入らないでください。
人は起きている時は体温の調整をコントロールできますが、寝ているときは起きている時ほどの調整が利きません。
お風呂で温まっている間は気持ちよいのですが、身体というのは温められますと体温のバランスを保つために、今度は体温を下げようという働きが起こります。
これが寝ている最中ですと一気に身体が冷えて、後冷えをしてしまうのです。
結果、それによって身体が湯冷めし、風邪を悪化させることになります。
寝る前に入るのは、極度に身体が疲労したときで、筋肉を弛め、身体を休めるときに限られます。
注意点②身体は洗わないでください。
風邪をひいているときは身体を洗うことは控えてください。
お風呂に入って温まっても身体を洗っているときに冷やしてしまうことがあります。
風邪のときでも普通に頭や身体を洗ったりしている方が多いと思いますが、下手をするとそのときに身体を冷やして風邪をこじらせかねないのです。
風邪の間は、身体を洗わずに湯船につかるだけにしておいてください。
            
また、お風呂の後に「足湯」を行なっておきますと更に効果が上がります。
                
このとき、足以外はきちんと服を着た状態で行なってください。発汗を誘導できます。
「足湯」の後は、充分に水を飲んでおいてください。
風邪をひいているときは、毎日「足湯」を行なっても構いません。
ただし、「足湯」は10分間以上行ないますと身体が弛緩して、逆に冷えやすくなってしまいますので、せいぜい10分間以内というのは守ってください。

また「二度差入浴法」も効果的です。
この入浴法を行なえば、風邪のひき始めならば一晩で治ることも多くあります。


以上、風邪をひいているときのお風呂の活用法について説明させていただきましたが、高熱で身体がフラフラして動けないようなときに、頑張ってお風呂に入る必要はありません。
そのときの身体の要求に従ってください。



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Posted by 心羽 at 16:30Comments(0)風邪

2012年04月06日

耳の異常感(耳の痛み、閉塞感など)

頸椎4番の2側に愉気を行ないます。
 左右のどちらかに硬い側があれば、それが弛むまで続けます。

              

②異常感が出ている側の足の内踝の下を押し上げるように愉気を行ないます。
 異常感の出ている耳の方向に向けて気を通すようなイメージで愉気を行なってくだ
 さい。


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Posted by 心羽 at 18:28Comments(0)風邪

2012年03月25日

下痢

なぜ下痢をするのでしょうか?

         

それは、体内の毒素を排出するためです。

腹部第五調律点(痢症活点)の愉気を行ない、下痢を経過させやすくします。

       

愉気が難しいようでしたら腹部第五調律点に温湿布を行なってもよいです。

②冷えの解消として、左右の足の中趾と薬趾の間を比べ、狭い方の足の中趾と薬趾の間を拡げるように押さえながら愉気をします。

                

脚湯を行ないます。

        


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Posted by 心羽 at 19:33Comments(0)風邪

2012年03月21日

腹痛

脚湯を行ないます。脚湯で症状が緩和することが多いです。

          

また、目の温湿布も効果的です。
  
             
眼の疲れから首の緊張が抜けず、それが迷走神経の異常を介してお腹の痛みになっている場合もあります。

     
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Posted by 心羽 at 09:42Comments(0)風邪

2012年02月22日

頭痛

             

上頸操法を行ないます。

             

上頸の処がとても硬くてなかなか弛まない場合、鼻柱の温湿布を行なってみてください。

             

それから上頸操法を行ないますと上頸の処が弛みやすく気が通りやすくなります。
また、頭痛に目の温湿布も効果的です。

           

眼の疲れから首の緊張が抜けず、それで頭痛になっているものも多いのです。


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2012年02月02日

鼻水

 なぜ鼻水が出るのでしょうか?

                             

冷えによる影響もありますが、体内の余分なものや毒素を排毒する意味もあります。
空気の中にある色々な悪いものに対する一種の抵抗力の表れでもあります。

頸椎3番に愉気を行ないます。
 頸椎3番の両2側を押さえてみて、左右のどちらかに硬い側があれば、それが弛む
 まで愉気を続けます。

鼻柱の温湿布
                           

目の温湿布も鼻が楽なります。

                      

足湯も行なっておくとよいでしょう。

                        

体内の余分なもの、過剰な栄養素を鼻水として出していることも多いので、減食して簡素な食事にするとよいでしょう。

                


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Posted by 心羽 at 13:07Comments(0)風邪

2012年01月27日

肺炎

 1週間以上もひどい咳と熱が続いて、肺炎になりそうな、または疑いのある場合は医療機関を受診してください。
今まであまり薬に頼らずに生活してきた方は(私もそうですが)、医療機関を受診することに対して強い抵抗感を抱いてしまいがちですが、薬を飲む、飲まないは、後で判断するとして、とりあえず医師の診断を受けてください。
状況によっては、医療機関の治療を受けることも必要です。
その後に、これらの整体の処置も行なっておいてください。改善が早くなると思います。

①胸椎3・4番の状態を観察します。
 肺炎の場合、胸椎3・4番の間が詰まって飛び出していることが多いです。
 また胸椎3番が上に詰まっている場合もあります。

鎖骨窩の温湿布を行ないます。

          例:左の場合
               
              

肘湯を行ないます。
 腕の緊張は肺に負担をかけます。肘湯によって腕の緊張が弛んできますと呼吸が楽に
 なり、咳も治まりやすくなってきます。

          例:右の場合
               
              

上肢第五調律点の愉気を行ないます。

          例:右の場合
              
              

⑤ここで再度、胸椎3・4番の状態を観察します。
 鎖骨窩の温湿布、肘湯、そして上肢第五調律点の愉気によって、最初の状態よりは
 胸椎3・4番の詰まって飛び出している状態が弛んできていると思います。
 ここで直接、胸椎3・4番に手を当て愉気を行ないます。
 自分は相手の左側に正座をして構えます。
 そして右手を胸椎3・4番に当て愉気をします。
 左手は相手の左肩に添えておきます。

                          

 緊張していた呼吸筋が弛んで、呼吸が楽になります。

⑥最後に、脚湯を行ないます。必ず寝る前に行なってください。その方が効果的です。

            


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Posted by 心羽 at 08:12Comments(0)風邪

2011年11月22日

咳・痰

なぜ咳が出るのでしょうか?
それは、身体の節々を弛め、緊張を解きほぐすためです。
なぜ痰が出るのでしょうか?
それは、肺を掃除するためです。

                             

咳・痰に対するいくつかの処置方法をご紹介していきますので、ぜひ試していただきたいと思います。

<鎖骨窩の温湿布>
咳が止まらないときは、肩が硬張って鎖骨の可動性が悪くなっていますので、鎖骨窩の温湿布を10分間行なってみてください。
左右のうちどちらか硬い方を行ないます。
どちらが硬いかわからない場合は両方(最初に右を5分間、次に左を5分間)に行なってください。
もし左右で硬さが違う場合には、硬い側だけを行なってください。その方が効果的です。

                                 
特に、寝て起きてからしばらく咳き込むという場合には効果的です。
鎖骨の可動性が悪いときというのは、肺の脈管運動も悪くなっているのです。

<鼻柱の温湿布>
寝ると咳き込むという場合があります。
これは肺よりも気管の異常から起こるものなのですが、この場合は鼻柱の温湿布を6~10分間行なうとよいです。
咳がひどいときは鼻柱が白っぽくなっていて、触ると冷たくなっています。

                               
そして、その後に脚湯を行なっておくとさらに良いです。

                     

ただし、鼻柱の温湿布と脚湯を同時には行なわないでください。
害になることはありませんが効果が半減してしまいますので、それぞれ別々に行なってください。

<目の温湿布>
熱が出たときもそうですが、咳が出るときも目を休めることが大切です。
目の温湿布を行なうとよいでしょう。
目の神経と呼吸器の神経は重複していて、目を使い過ぎますと呼吸器が刺激を受けて咳が出やすくなってしまうのです。
鎖骨窩の温湿布を行なってから、目の温湿布を行ないますと効果的です。

                             

咳が落ち着くまでは、毎日続けた方がよいでしょう。
風邪をひいて咳が出ているときは、テレビやパソコンや携帯などを見たり、本を読んだりするのはなるべく避けてください。
仕事でどうしても眼を使わなくてはならない人は、なるべく眼の温湿布を行なっておいてください。
特に寝る前に行なうとよいでしょう。

<肘湯>
肘は呼吸器の伸縮に関連していて、肘湯を行いますと胸部の緊張が弛んで呼吸が楽になり、咳が緩和しやすくなります。

           例:右の場合
                     

<大腿部後側の硬直を弛める>
大腿部(もも)の裏の筋肉が縮んで硬くなっているので、弛めて伸ばしてあげるとよいです。すると呼吸が楽になります。
方法は、うつ伏せの状態で左右の大腿部(もも)の裏の筋肉を押さえてみて硬く縮んでいる方、または仰向けの状態で足の長さを比べてみて短い方の足を選びます。
選んだ方の足の足首を片手で下から持上げ、軽く抵抗感を感じる高さまで持ち上げていきます。
そしてもう一方の手を膝に当て、グイーッと引き寄せることによって大腿部(もも)の裏の筋肉を伸ばしていきます。
イメージとしては、運動選手が足がつったときによくやっている対処法です。

<水分補給>
           
               

咳が完全に抜けるまでは、こまめに飲むようにしてください。

<減食>
咳が落ち着くまでは、なるべく減食をするとよいです。
減食をしなければ炎症はなかなか治まりません。
胃袋がある一定以上に拡がりますと迷走神経が働いて気管に刺激を与えてしまい、咳が抜けきるまで時間がかかってしまうのです。
風邪を治すために、たくさん食べて栄養をつけようとすることは逆効果です。
咳の経過を早めるために、できるだけ減食を行なってください。

                               

<愉気>
咳の経過を促すには、肺の掃除である痰がスムーズにたくさん出てくるようにならないといけません。
頸椎6番頸椎7番胸椎1番に愉気をしますと痰が出やすくなり、咳の経過が促されます。
頸椎6番・頸椎7番・胸椎1番のポイントですが、顔を下にうつむきますと首の付け根あたりにポコンと突出する骨があります。
それが頸椎7番です。
その上の骨が頸椎6番で、下の骨が胸椎1番ということになります。
人によっては、その突出する骨が頸椎6番だったりすることがあるのですが、とりあえず、その周辺に手を当てて愉気を行なってください。
                 
             

すると頸椎6番・頸椎7番・胸椎1番が弛んで可動性が出てきますと痰がたくさん出てくるようになります。
それによって肺の掃除がスムーズに進み、咳をする必要がなくなり、つまり咳が治まってきます。
特に咳がひどいときは頸椎6番の動きが硬く、その場合は頸椎6番を親指で軽く下から押し上げるような感じで愉気をするとよいです。
気が通りやすくなり、頸椎6番が弛みやすくなります。
それからまた改めて、頸椎6番・頸椎7番・胸椎1番に手を当て愉気を行なってください。
頸椎6番・頸椎7番・胸椎1番にしばらく愉気を続けていますと、喉がムズムズ・チクチクしてきて咳が出やすくなってしまう
ことがありますが、これは最初だけで、しだいに落ちついてきます。
肺の緊張が愉気によって弛み始めている現象です。
これを通り過ぎますと胸の詰まった感じが弛んで呼吸が楽になり、咳が治まってきますのでご安心ください。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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ご予約のこと、ご質問等ございましたらメールでも受け付けていますので、
 どうぞお気軽にお問い合わせ下さい♪
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Posted by 心羽 at 16:14Comments(0)風邪

2010年12月15日

発熱

 どうして熱が出るのでしょうか?

           

それは、身体が免疫力を高め、体内に入り込んだウイルスやばい菌を煮沸消毒している働きなのです。
また骨格の歪みを整え、筋肉の硬直を弛める目的もあります。
一般的に熱が出ますと冷やして熱を抑え込もうとしますが、野口整体ではその逆で、
熱が出たときは発汗を誘導する処置を行ないます。
発汗によって身体の内側の熱を発散させてあげますと熱が下がりやすいのです。
ということで、ご紹介する処置法は発汗の誘導法ということになります。

熱が出ましたら、38度ぐらいまででしたら、足湯だけでよいです。

                

先ずは、それで様子をみてください。
身体が温まって身体の節々が弛んできますとそれで熱が下がる場合があります。
ですが、熱が下がらずに逆に上がって以下の体温を越えてきましたら、後頭部の温湿布(後頭部の真ん中、飛び出ている部分に蒸しタオルを当てる)を行なってください。

               

大人の場合:38度5分を超えるようでしたら、後頭部を15~40分間
子供の場合(3歳以上):39度を超えるようでしたら、後頭部を6分間(~20分間
 以内)


タオルが冷めてきましたらまた熱くして当て、これを数回繰り返します。
すると汗がどんどん出てきて、次第に熱が下がってきます。
発汗によって、熱がそのまま下がる場合と、いったん上がってから一気に下がる場合があります。
後者の場合は、身体がまだ発熱しきっていなかった為に残りの熱によって一時的に
上がるだけですので心配はありません。
その後は急速に下がります。
汗をかくことによって、身体のあちこちにあった歪み・硬張りが弛んでいきます。
汗をかくということは、とても重要な経過なのです。
かいた汗は、こまめに拭いてください。
          
                

もし着ている下着などが、汗でしっとりになってきましたら着替えるように努めてください。
汗が皮膚の汗腺をふたのようにしてしまい、更なる汗を出しにくくさせてしまうのです。
また、かいた汗で身体を冷やしてしまいますと、かいた汗を身体が再吸収してしまいます(汗の内攻)
ですので、きちんと汗を拭き取るように心がけてください。

<熱が40度を超えた場合>
もし、熱が40度を超えましたら、鼻柱の温湿布を10分間行ない、その後で小鼻に愉気をしてみてください。

                

熱が下がりやすくなります。

<熱がなかなか下がらない場合>
熱がなかなか下がらない場合、胸椎7番の1側に愉気をしますと経過が促されます。
それでも、なかなか熱が下がらず不安な時は、とりあえず今回は熱の発散は断念して、額の真ん中の髪の生え際から指3本分上がった部分に「ひよめき」という処があります。
そこを冷たい水で絞ったタオルで冷やしてください。
              

お願い!:<3歳未満の幼児や60歳以上のご年配の方向けの熱の処理>
熱が出たときの後頭部の温湿布は、3歳未満の幼児や60歳以上のご年配の方、または体力が著しく低下している方には行なわないでください。
高熱を出している状況とは身体にとって必要性があって出ているわけですが、熱を出し
きるにも体力がいるものです。
念のために、あまり体力のない、3歳未満の幼児や60歳以上のご年配の方は無理を
せずに、額の真ん中の髪の生え際から指3本分上がった部分の「ひよめき」という処を
冷たい水で絞ったタオルで冷やしてください。

               

くれぐれも誤って後頭部を冷やすということだけは絶対にしないでください。

熱が出ている時はいくら動いても構いません。
仕事も学校も休む必要はありません。
ですが、細かい字を凝視したり、パソコンに長時間向かったり、TVを長時間観たりなど、目を酷使するようなことは熱の経過を妨げますので使いすぎないよう心がけてください。

熱は下がってきますと、平熱以下にまで下がる時期があります。
たとえば、36.5度が平熱の人が、36.2度や36度とかにまで下がります。
整体ではこの時期を「安静期」と呼んでいますが、この時期は熱が平熱に戻るまでは、なるべく身体を冷やさないようにして安静に過ごしてください。
熱が出ているときはいくら動いても構いませんが、平熱以下に下がっているこの安静期は心身をゆったりと休ませることが肝要なのです。
この安静期の期間は、個人差もありますが、およそ2時間~半日です。
なるべく安静の時間を確保してください。
この安静期の時期に、「熱が下がったからもう大丈夫」と安心して学校に行かせたり、
仕事に出かけたり、家事を普段どおりにこなしたり、外出したりなどは、できるだけしないようにしてください。
安静期の“安静”の意味ですが、絶対安静でずっと寝ていなければならないというわけではなく、水(冷え)などの過剰な刺激を避けて、心穏やかにして身体を休めるということです。
実際この安静期は、脈も落ち着いてきて、身体は休養を必要としていて、実際に休みたくなるものです。
安静期は退屈かもしれませんが、熱の経過を鈍くさせないために、目を酷使しないよう、テレビを見たり、本を読んだりすることは避け、目を休めるようにしてください。

「安静期」を過ぎて平熱に戻りましたら、今度は起きて平常どおりに動いても大丈夫です。
平熱に戻ったときに、体温を測ってみますとまた平熱よりもちょっと高くなっていることがあり、戸惑う方がいらっしゃいますが、
身体が最後の熱の微調整を行なっているときなので、またすぐに下がります。
心配いりません。
熱が高くなっていく時期というのは実は体力的には充実している時で、逆に熱が下がってきて平温以下になっている時期は、体力が最も消耗している時期なのです。
ですから、この平温以下である「安静期」の時期に無理をしますと身体にとって負担に
なり、身体の自然を乱すことになります。
すると、ダラダラとまた熱が続いてしまったりして却って長引いたりすることがあるのです。
ですが、この「安静期」の時期を穏やかに過ごして経過しますと、身体は軽く顔もスッキリと透明感が出てきます。
そして以前よりも身体の免疫力がレベルアップします。

熱が出ているときは水分補給をこまめに行なってください。

                  

水分は常温の生水で摂ります。
水分をしっかり摂ることが大切です。
普段、あまり水を飲み慣れていない方は、この調子の悪いときに水を飲むのは飲みづらいようなので、そういう方はスポーツドリンクを水で倍に薄めて飲むとよいでしょう。
そのまま原液で飲みますと糖分が過剰になりますので、水で薄めることをお勧めします。

もし、38度5分以上の熱が3日以上続いて上記の処置を行なっても変化がみられない場合、無理をせずに医療機関を受診することを考慮してください。
症状が出ているときは不安が募るものです。
特に子供さんの場合は、安心する意味も含めまして、いつもと違った異変を感じましたら3日間経たなくても、薬を飲む飲まないは後で考えるとしまして、医者に行くことをお勧めします。

一応の目安ですが、この熱の一連の経過を要する期間は、39度以上の熱が出た場合は4日間ぐらいが標準です。
38度台の熱しか出せない人は1週間くらい、37度台の熱しか出せない人は2週間くらいの経過をとるとみてよいでしょう。
そして、熱が高くなるピークが1回で済んでしまう人は意外と少なく、ピークが2回という場合が多いようです。
風邪をひきこむタイミングというのは身体の重心の偏りが極度になった状態でひきこむことが多いので、その左右の偏り調整として熱の高まりのピークが2回あると思われます。

参考!:発熱したとき、体温経過の観察をするときの目安の為に、日頃の平常時の体温を測って知っておくようにしましょう。

皮膚症状のある方は、この熱の期間に一気に出ることがありますが、熱の経過とともに短期間で終息し、肌がきれいになります。

後頭部の温湿布を行なうには正確なタイミングというものあります。
熱がどんどん上がってきて、もうひとつ熱が上がろうという感じのときに温湿布を行ない
ますと、熱は一気にきれいに下がります。
その正確なタイミングの判断は、発熱の経験を積み重ねていませんと『今だ!』という
見極めはとても難しいと思います。
身体の感じと照らし合わせながら、とりあえずは、上記の体温を目安にして後頭部に
温湿布を当ててみてください。

◎脈を読んで熱の経過を観察する
身体に変動が起きているとき、それが自然な方向への経過なのか、それとも不自然な方向への経過なのか、判別に悩むときがあります。
これを判別する方法として、整体には「一息四脈」の観察法があります。
いろいろなトラブルのときに、その状況を判別することができます。
発熱の場合も、自然な経過に任せてよい熱か、それとも医療機関を受診すべき緊急な深刻な熱かが、判別できますので、覚えておくととても便利です。
皆さんにもできる方法ですので、ぜひ活用していただきたいと思います。
詳しくはこちらをご参考ください→一息四脈

熱が1℃上がりますと脈拍は四つ増えます。
これは自然な熱の状態を意味していますが、逆に脈拍が上っても体温が下がる場合、
これは危険な状態を意味しています。
医療機関を受診することをお勧めします。

その人の身体の状況によって熱の経過の仕方は様々で、なかなかスムーズに経過
しない場合もあります。
そんなとき、不安感が募ってしまうものですが、この「一息四脈」の観察法を使うことに
よって冷静に判断することができます。
安静期を経過して、体温を測って平熱に戻っていたとしても、一息四脈を観察してみて、もし一息四脈以下でしたらまだ安静が必要ですので、ご注意ください。

<熱が上がったり下がったりを繰り返す場合>
胸椎10番という背骨が捻れていますと、熱が上がったり下がったりを繰り返すことがあります。熱の経過をスムーズにするべく胸椎10番の捻れをとる調整として、側腹に愉気をするとよいです。
方法は、左右の側腹をつまんでみて、どちらか硬く分厚くなっている方の側腹をつまんで引っ張るようにしながら愉気をします。
側腹の中でも特に硬直している処を選んで愉気してみてください。

              

ある程度、弛んできましたら、次は左右の側腹に同時に手を当て、揃えるようなつもりで愉気をしてください。
左右の側腹の柔らかさ、温かさが揃ってきますと胸椎10番の捻れがとれてきて、すると熱が一気に上がり始め、下がりやすくなります。

<熱に変動がみられない場合>
熱がくすぶっていてなかなか変動を起こさないことがあります。
そういう場合、大腿部(もも)の裏の筋肉が縮んで硬くなっているので、弛めて伸ばして
あげるとよいです。
方法は、うつ伏せの状態で左右の大腿部(もも)の裏の筋肉を押さえてみて硬く縮んで
いる方、または仰向けの状態で足の長さを比べてみて短い方の足を選びます。
選んだ方の足の足首を片手で下から持上げ、軽く抵抗感を感じる高さまで持ち上げて
いきます。
そしてもう一方の手を膝に当て、グイーッと引き寄せることによって大腿部(もも)の裏の筋肉を伸ばしていきます。
イメージとしては、運動選手が足がつったときによくやっている対処法です。
すると滞っていた熱に変動が表れ始め、下がりやすくなります。


 一般的な熱に対する考え方とは真っ向から逆となりますが、これが野口整体の熱の
経過法です。
決して氷枕のようなもので冷やして無理に熱を下げるというようなことはしないでください。
冷やすということは、身体が一生懸命に体内のウイルスやばい菌を煮沸消毒して良い
方向へ生まれ変わろうとしている作業を中止させ、無理やりに病状を身体の中に吸収
させてしまうということになるのです。
するとその抑え込んだ病状は、いずれ、もっとひどい病気に成長して、本人を苦しめる
ことになります。
身体にとって冷やすということは身体の循環機能を低下させ、鈍化させることになるので、本当によくないことなのです。
熱に対するこのような考え方は他の手技療法や自然療法にもみられます。
また患者さんから聞いた話によりますと、風邪をひいて病院に行ったとき、先生から
「本当は、熱は体力のある証拠なんだから、薬で簡単に止めてはいかん」と言われたことがあるそうです。
そのようにおっしゃる先生はきっと珍しいと思いますが、昔と比べますと少しずつ熱に
対する考え方が変わってきているのかもしれません。


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Posted by 心羽 at 09:56Comments(0)風邪

2010年12月02日

悪寒(寒気)

 どうして悪寒(寒気)が出るのでしょうか?

           

血管に入ったウイルスやばい菌を外に追い出そうとして静脈が振動します。
これが悪寒として感じられるのです。
特に感情のうっ滞からくる過食の人に多い傾向があります。
その場合、右側の背中が盛り上がっています。

~処置法~
相手はうつ伏せに寝てもらい、胸椎8番-9番の硬直を弛めます。

方法①:胸椎8番-9番の擦過法
     相手の左側に身体と平行にして真横に正座します。
     (つまり、相手の頭の方向とこちらの膝の方向が同じ方向を向くことになります)
     胸椎8番-9番に硬張りがあるので、胸椎8番-9番の間に右手の手根部の
     凹み部分を当て、そこを擦ります。
     すると胸椎8番-9番が弛んでしだいに悪寒も治まり、ジワジワと身体が温かく
     なってきます。
     熱が内攻している場合、いったん熱が上がりますが、汗が出やすくなって、
     その後は熱も経過しやすくなります。
 
     <擦過のコツ!>
     胸椎8番と9番の間を手根部の凹み部分でやや強調するように一定の圧で
     押さえ、指先を左右に振るようにしながら擦ります。
     このとき、なるべく胸椎8番-9番から手根部をずらさないようにしてください。
     左手は膝の上に置いておきます。

方法②:胸椎8番-9番の息吹法
     片方の手を拳骨にして立てた状態で軽く胸椎8番-9番に当てます。
     拳骨は握らずに、少し空洞をつくります。
     その空洞に口を当て、ゆっくり「フゥ―」っと息を吹きかけます。
     その処が温かく感じられるまで数回、繰り返します。
     この方法も効果的です。


胸椎8番は胃と関連した椎骨で、胸椎9番は肝臓と関連した椎骨です。
その硬張りを弛めようとする身体の働きとして悪寒がしてくるのですが、意図的にこの
胸椎8番-9番(メインは胸椎8番)をさすってあげますと、短い時間で悪寒がとれてきます。
胸椎8番-9番が硬張るということは、食べ過ぎで胃や肝臓がくたびれているということなので、減食をした方がよいでしょう。
胸椎8番が調整されてきますと腰椎1番も連動して変化してきて、感情のうっ滞や不安が抜けてきます。


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Posted by 心羽 at 10:21Comments(0)風邪

2010年12月01日

のどの痛み・扁桃腺炎

どうして喉の痛みが出るのでしょうか?

            

それは、身体が外からのウイルスやばい菌を体内に入れないように喉でせき止めるために戦っているからなのです。
身体に捻れの歪みが生じますと、この“戦い”が起きやすい傾向があります。

~処置法~
①相手は仰向けに寝てもらいます。
 左右の足の裏の土踏まず(足の内縁の部分:親指のライン)を押さえてみて、硬い方、
 ボタッと腫れている方の足を選び、両手の親指を重ねて押さえ、しばらく愉気をします。
 喉に響かせるように愉気するのがコツです。
 片方の足だけを行なってください。
          
          喉に響かせるように愉気するのがコツ!
                     例:右足の内縁

 硬直の処が少しずつ弛んできますと、喉の痛みが軽減し、その場ですぐに喉の痛みが
 取れることもあります。

②その後に、足湯を行なうと更に効果があります。
 
            

 足湯の後には、たっぷり水を飲んでおいてください。

             

上記のことを試してみてもなかなか変化が出ないときは、

左右の手首を回してみて、動きの悪い方の手首を丹念に回して弛めます。
その後に、恥骨の愉気を行なうとよいでしょう。

            

西洋医学では、扁桃腺の炎症を繰り返しますと扁桃腺の摘出手術を行なうことがありますが、扁桃腺は鼻・口から入ってくる細菌を体内に侵入させないように門番としての役割を担っているので、医師に手術を勧められている方はよく考慮しなければいけません。
喉の辛い痛みからは解放されますが、門番がいなくなった分、それだけ身体に無防備な状態を作ってしまうということになります。


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2010年10月13日

風邪のひき始め

はっきりとした風邪症状まで出ていなくても、なんとなく「あれっ!?風邪をひいたかな?」と感じるときがあります。
そういうときはぜひ足湯をやってみてください。

             

風邪のひき始めでしたら、一晩で治ることもよくあり、本格的な風邪にならずに済みます。
ここで重要なのは、「あれっ!?風邪をひいたかな?」という感じに気付いたときに、足湯を行なうということです。
なぜならば、その時点で既に風邪をひいている状態なのですが、不必要な風邪の場合、その時点でシャットダウンすることができるからです。
例えば、私が時々やってしまうのですが、机に向かって本を読んでいますと気が付くといつの間にか畳の上で寝転がっていることがあります(そんなつもりはないのに・・・)。
すると寒気で目が覚め、身体が既に冷えきってしまっていることがあります。
『やってしまった!』と思い、とても後悔するのですが、そんなときに足湯をしておきますと風邪にならずに済みます。
ですが、『疲れているから、明日やろう』とか『眠いから布団で温まって寝れば同じだ』などと面倒がって足湯をしないで寝てしまいますと次の日の朝、喉の痛みで眼が覚め、一連の風邪の経過を味わうことになってしまいます。
単なる冷えの影響だけで、身体全体が風邪をひくまでもない状態でしたら、足湯だけで風邪は抜けていきます。
お風呂とは効果が違いますので、お風呂に入った後でも構いません、でぜひ試していただきたいと思います。
二度差入浴法も効果的です。

もし、足湯を行なっても風邪になってしまった場合、これは風邪を引く必要がある、身体が風邪を通してリセットしなければならない状態になっているとご理解ください。




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Posted by 心羽 at 16:46Comments(0)風邪

2010年09月18日

風邪とは・・・

野口整体の風邪に対する考え方は、既に「風邪は自然の整体法」で詳しく述べていますが、ここでもう一度簡単に繰り返し述べさせていただきながら具体的な『自己処置法』へと展開していきたいと思います。

整体では、風邪を病気とは捉えずに、身体のどこかに潜んでいた溜まっていた疲労や身体の歪みが様々な風邪症状という形で表面化し、その結果、身体がリセット、リフレッシュ、されていく自律的な調整作用であると考えています。

実際、風邪をひいた後の身体を観察しますと骨格の歪みが整って、可動性があり、筋肉にも柔軟性があり、生まれたてのような、サッパリとした感じの身体になります。

風邪をひいた本人も、身体がサッパリとして、いかにも爽やかで、清々しい感じになります。

大掃除の後のような気分です。

風邪をひいた後に肌が綺麗になるということもよくあります。

ですが、薬で風邪を抑え込んだ場合、身体はそのような快適な身体にはなりません。

骨格の歪みや筋肉の硬直をそのまま吸収して、硬直化した、鈍く、重い感じの身体になり、頭の中もボヤーっとしてスッキリしません。

ですから、整体では風邪を薬で治すという発想はしないのです。

つまり風邪とは、自分自身で行なえる効率の良い健康法といえ、風邪特有の喉の痛み、熱、咳やくしゃみ、鼻水、下痢、身体の節々の痛みなどは、身体が骨格の歪みや筋肉の硬直を弛め、消去して、元気を快復しようとしている一時的な過程であって、病気ではないということなのです。

風邪は身体の不調が極限状態まで達したときの不調のガス抜きとでもいいましょうか、それを乗り越えて正常に戻すために、不快ではありますがこれらの症状を引き起こしているわけなのです。

風邪をこのように理解しますと、いわゆる風邪の症状というものは恐れる必要はないということがわかります。

逆に心配なのは「風邪ひとつひいたことのない身体」で、それをよく自慢する人です。

こういう人は、自分は健康体だと自信を持っている人に多いのですが、実は案外身体の不調を外に出せないだけで、風邪をひけない鈍い身体だったりするのです。

そういう鈍い身体は、ガン、脳溢血、心筋梗塞など大きな病気を引き起こすことをしてしまう可能性があるのです。

長生きしている人をみますと、よく風邪を引いたり、小さい病気を繰り返してきたりと、いわゆる病み抜いて生きてきた人に多いのです。

ですが、環境にきちんと適応した生活を送っている人は、身体も整っていて、風邪をひく必要性がないということになります。

ですが風邪は、身体の大掃除となるので年に1度でもひいておくとよいでしょう。

その方が、風邪をひいてもひどくならずに済みます。

風邪というのはしっかり経過させずに、途中で止めてしまえば、身体の中にどんどんゴミを溜めてしまうことになり、溜まれば溜まるほど、もっと大がかりな大掃除が必要になってしまうという結果になるのです。

風邪で済まされないような命がけの大掃除にはならないようにしたいものです。

整体が考える本来の意味での健康体とは、感受性をもち、そのうえ免疫力も高く、たとえ風邪をひいても軽症のまま、ひき終わらせることのできる身体のことをいいます。

風邪をひくにも人それぞれにテーマがあり、それはその人のもっている偏り疲労の内容によって風邪の内容や経過が変わってきます。

頭を使いすぎて頭が疲れている人、食べすぎて消化器に余分な負担をかけている人、お酒を飲みすぎて肝臓に負担をかけている人、余分な栄養物を取りすぎて腎臓に負担をかけている人、絶えず心配をして神経を使い過ぎている人など、人によって抱えている身体の偏り疲労は様々です。

風邪は、それに合わせて調整すべく風邪をひいていきます。

そうして人それぞれの風邪をひいていきますと、その使いすぎて硬くなったところ、歪んだところ、循環の悪くなったところが弛んで、弾力性が回復してきて、血液循環が良くなり、風邪を経過した後はスッキリと整った身体になるのです。

ですから、風邪というものは治療するのでなく、経過するものでなくてはならないのです。

整体からみますと、季節の変わり目にひく風邪が理想的な風邪といえるでしょう。

四季のある日本では、季節の変化に合わせて身体もそれに合わせて適応させていく必要があり、次の季節を迎える準備として、前の季節の不調を、風邪という症状によって外に出すことになるからです。

ですから、これからご紹介する処置法も、薬の代用として症状を抑え込み、異常感を消失させ、早く治すことを目的としたものではありません。

風邪の症状をスムーズに経過させることを目的としたものになります。

ですが結局のところ、それが風邪を早く治すという結果につながるのです。

薬を使わずに自然に風邪を経過させた後の気持ちの良さ、生まれ変わったような新鮮な感覚というものを、ぜひ体験していただきたいと思います。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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Posted by 心羽 at 12:35Comments(0)風邪