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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2012年09月18日

子供の腰痛

 昔に比べて、姿勢の悪い子供が多くなりました。
まるで疲れきった大人のような背中をした子供までいます。
子供をとりまく環境が時代とともに変わってきているせいか、腰の痛みを訴える子供は増加していると言われています。
昔と比べて、子供の体力は低下していて、骨や筋肉も弱く、怪我や病気になりやすくなってきているのではないかと思います。
腰痛は今では大人特有の症状ではなくなってきています。
猫背のような悪い姿勢は、意識しなければなかなか治らないものです。
習慣になってしまった悪い姿勢に、さらに負荷が加わり続けますと、やがては腰痛をひきおこしてしまいます。
悪い姿勢であれば、身体の使い方が悪ければ、子供であっても腰痛に苦しむことになります。
子供の腰痛で問題なのは、成長期の途中であるため、今後の骨や筋肉の成長に悪影響が出るかもしれないということなのです。
大人と比べて子供の骨は柔らかく、成長途中であるがゆえに未完成です。
その未完成である腰・骨盤に無理な負担をかけ続けることは腰痛の原因になります。
そのままでいますと、身体がきちんと育たなくなるだけでなく、集中力が欠けて学業の方にも影響が出るかもしれません。
痛みが強い腰痛であれば、すぐに親がその異常に気付いてあげられると思いますが、少々の腰の負担では子供自信が腰の異常に気付かず、親が気付いてあげられないことが多いものです。
また、子供さんが「腰が痛い」と言っても、「腰痛なんて大人の病気だ」と深刻に受け止めていない親御さんも多いようですが、案外腰痛で悩んでいる子供は多く、大人になってから慢性腰痛の原因になることも多いので、きちんと子供さんの訴えに向き合ってあげることが大切です。

子供の腰痛も大人と同じく原因はさまざまですが、まず多いのが使い過ぎによる腰痛で、激しいスポーツをしている子供に多く、病院に行くと『筋・筋膜性腰痛症』と診断される腰痛症です。
骨の成長や筋肉の成長が著しい時期に、激しい運動・スポーツなどをしたために腰の筋肉に負担がかかったことが原因と考えられます。
スポーツの前後は、ストレッチをして十分に筋肉の緊張を弛めておくことが大切です。
症状が悪化しますと、『椎間板ヘルニア』『腰椎分離症』になる場合もありますので注意が必要です。
私の整体室に腰痛で悩んで来られる大人の患者さんの中に、腰痛歴をお尋ねしますと「中学または高校の部活動で腰を痛めてから腰痛持ちになった」という人が少なくありません。
実際、中学生や高校生で部活動の練習中に腰痛を感じている子供は多いようです。
病院で検査を行なってもはっきりとした検査結果として出ることは少なく、周囲の人からは深刻に受け止めてもらえないことも多いようです。
特に部活動を行なっている運動時に痛みを感じることが多く、日常生活では大きな支障はなく、『もしかして部活動を休みたいのでは?』と誤解されてしまうこともあるようです。
また、『腰痛があるのは腰の筋肉が弱いせいで、努力が足りないから!もっと筋トレで腰を鍛えなさい!』などと監督さんや親御さんなど周囲の人から言われることもあるようですが、整体の立場からしますとそれは必ずしも適切なアドバイスではありません。
慢性腰痛を訴える多くの子供の腰は、筋肉の柔軟性が欠如していて硬直化しています。
特に強豪チームの学校であれば、その練習量は多く、身体への負担も日々大きなものでしょう。
上のレベルを目指すのですから、当然ともいえます。
ですが、休みを定期的に取ることの大切さも指導して、過剰な練習量によって身体を故障させてしまうことがないよう指導してあげることは監督さんや親御さんの責任ですので注意してあげてほしいと思います。
もし身体を痛める子供が多い場合、身体を痛めることのない、効率的な練習方法、環境設備を模索する必要があります。
自分たちの行なっている練習や筋トレの方法を考え直してみましょう。
子供や監督さん、そして親御さんがみんなで考えて、身体を壊さないトレーニング、練習大系、環境を作っていくことが何よりも重要な腰痛対策になり、怪我対策にもつながると思います。

次に多い腰痛の原因が、悪い姿勢や筋力の低下による腰痛です。
外で遊ぶことが少なく、部屋での遊びが中心の子供は、悪い姿勢でテレビを見たり、本を読んだり、ゲームをしたり、勉強をしたりということが多く、良い姿勢を意識して過ごしている子供さんはあまり見かけません。
今の学校では勉強、宿題が忙しいようなので、その影響もあるかもしれません。
部屋で過ごすことが多くなりますと当然、運動量が少なくなり、腰を支えている筋肉が低下し、それによってさらに良い姿勢を維持することができなくなり、腰・骨盤を正しい位置に保つことができなくなって腰痛をおこしやすくなります。
子供さんのくつろいでいるときの姿勢を観察してみてください。
立っているとき、お腹が前に出て腰が反りすぎてはいませんか?
坐っているとき、腰が後ろに引けて姿勢が丸くなってはいませんか?
姿勢が悪くなりますと腰痛はもちろん、首・肩こり、頭痛、背中の痛みなど、全身に不調が出てきてしまいます。
お母さん、お父さんが、日頃から子供さんの姿勢を館察して、気になったときは注意してあげてください。
子供さんはつい無意識にその悪い姿勢をとっています。
悪気があってその悪い姿勢をとっているのではありませんので優しく注意してあげてください。
もしかしますと、その悪い姿勢のお手本となっているのは、お母さん、お父さんかもしれません。
その場合、お母さん、お父さんもご一緒に姿勢を気を付けてあげてください。
もし子供さんに筋力不足がみられるようでしたら、身体の筋力やバランス感覚を養うことができるように、全身を動かして遊ぶことができる機会を増やしてあげてください。
もしお子さんが腰痛を訴えたら、親御さんが早くから生活習慣を変えてあげることが大切です。
大人と違って、子供の腰痛は自分から治そうと考えることが難しいものです。
子供のときの腰痛は、大人になってから再発する場合が多く、慢性化することもあるので子供のときから親が注意してあげることが必要です。
また成長期の大切な時期に、身体を歪ませ、痛めますと、その部位の血流が悪くなることによって成長にも影響が出ることが考えられます。
整体を受けられますと施術と同時に日頃の過ごし方、身体の使い方など、お身体の状況を読み解いて適切なアドバイスをさせていただくこともできます。
ご心配な方は、ぜひご相談ください。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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Posted by 心羽 at 14:48Comments(0)腰痛でお悩みの方へ

2012年09月07日

症例:左足の第2趾(人差し指)が痛む(50歳代の女性)

 数年前から左足の第2趾(人差し指)が痛むそうです。
歩行中に痛むことが多く、安静時では痛みはないそうです。
確認のため、室内を歩いていただいたところ、やはり痛みを感じるようです。
痛みを感じる部位は、左足の第2趾(人差し指)の第二関節~付け根部分です。
観察のために手を当ててみますと、左足の第2趾(人差し指)の第二関節~付け根部分にツーンとした硬直感があり、気の通りが悪いです。
イメージとして、左足の第2趾(人差し指)が付け根部分にめり込んでいる感じです。
足の異常感は腰からくることもあるので、腰の状態を観察してみますと腰椎4・5番が左にズレていて、固まっている感じです。
手を当ててみますとこちらの手にビリビリと響いてくるものがあります。
仙骨を観察してみますと左側が少し盛り上がっています。

操法開始です。
愉気によって腰椎4・5番を整え、仙骨の左側の盛り上がりも弛めていきます。
気の通りが良くなったところで、室内を歩いて状態を確認していただきました。
痛みの強さは変わらずあるようです。
そこで、左足の第2趾(人差し指)の第二関節~付け根部分に再び手を当ててみますと変わらずツーンとした硬直感があり、気の通りが悪い感じのままです。
そのまま、左足の第2趾(人差し指)の第二関節~付け根部分に愉気をしていきます。
なぜこの指だけに硬直感があり、気の通りが悪いのか、いろいろ考えながらしばらく愉気をしていきます。
少し弛んできたところで室内を歩いて状態を確認していただいたところ、先ほどよりも痛みが弱まってきているようです。
床を意識して踏みしめるとまだ痛むとのことです。
そこで再び、左足の第2趾(人差し指)の第二関節~付け根部分に愉気をしていきます。
ツーンとした硬直感がなくなり、気が通り始めてきました。
めり込んでいた足の指が伸びた感じです。
再度、室内を歩いて状態を確認していただいたところ、痛みは消失したようです。
床を意識して踏みしめても痛みは感じないようです。


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Posted by 心羽 at 10:59Comments(0)症例集