2009年03月18日

筋肉を強く揉むことの危険性

首や肩などが凝ったりするとその凝った部分をよく揉んでもらっている方がいらっしゃい
ますが、整体的観点から観ますとそれはあまり身体にとって良くないことなのです。

何ぜかといいますと、筋肉とは揉んだり押したり叩いたりと刺激を与え続けますと骨格や内臓を守る為に防御反応として硬直する習性があるのです。

経験のある方はご存知かと思いますが、筋肉を揉む回数を重ねていきますと”もっと
強く、もっと強く”揉んでもらいたくなります。

これは身体がかなり鈍くなっている状態で、自虐的な心理状態に陥っているとも言え
ます。

揉む刺激によって筋肉が鍛え上げられて身体の感覚が麻痺してエスカレートしている
のです。

身体の感覚が鈍くなりますと内臓などの病気が生じても感じることができず、悪化して
から気付くということになります。

そういう方の身体を観させていただきますと身体が鋼のように硬くなっていて、24時間
重い鎧を背負っているかのようです。

揉んだ直後は一時的には柔らかくなりますが、しかしそれは正常な柔らかさではありま
せん。

筋肉が痛めつけられて元気を失っている、筋肉が”へたっている”状態なのです。

血液循環が良くなっているようにみえてもそれは一時的で、筋肉の状態を観察して
みますと、ちょっと大げさかもしれませんが筋肉の悲痛な叫びが聞こえてくるかのよう
です。

一時的に柔らかくなったようにみえても筋肉にも自己回復力があり、刺激に対する
抵抗力も増してきます。

すると、以前にも増して筋肉の硬直状態を作り出してしまうのです。

マッサージのお店などに頻繁に通っている方、奥さんや旦那さんによく揉んでもらって
いる方、子供さんに背中に乗って足で踏んでもらっている方!

お気を付けください。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

整体室のホームページですicon25                                                 http://www.h4.dion.ne.jp/~shizen-k/
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