2010年11月16日

過敏反応

第2期 過敏反応 

 身体の皮膚の下に何かソワソワと水が流れるような感じ、ピリピリした感じ、あるいは少し寒気を感じるようになりましたら、過敏反応の時期に入ったとみます。

この時期に入りますと、風邪になって熱が出たり、身体が汗ばんできたり、もともとあった異常感が強まったり、治ったと思っていた異常が再び現れたり、また身体中の関節の節々に痛みが生じるというような変動が起こることがあります。

また過去の古傷(打撲・骨折・捻挫・手術痕)が痛み出したりすることもあります。

すなわち、今まで身体の中の働いていなかった処が動き出して、痛み、熱、異常感が高まり、過敏状態になるのがこの時期の特徴です。


【過ごし方】
特別に寝たりしないで、起きて普通に過ごして結構です。

熱が出たとしても、熱が出ているうちは心配ありません。

起きていて結構です。

熱の出る前は、身体を休めて温めている必要があるのですが、熱が出始めましたら、かえって寝ていたりする方が経過がよくありません。

熱が出始めましたら起きて普通に過ごす方が良いのです。

その方が快感があるはずです。

この時期はあまり不快を偲んで休んでいる必要はありません。

もし汗をかいた場合は、その汗を冷やさないように拭き取ってください。

身体を冷やすことはなるべく避けてください。

 
初めての方にとっては、寒気を感じたり、痛くなったり、熱っぽくなってみたりと少し驚かれるかもしれませんが、これは次の排泄反応への準備段階で、身体の老廃物を体外へ排出するために必要な過程なのです。

ときに、好転反応にご理解のない方はこの変動に驚いて、この反応を薬を使ったりして止めてしまうことがあります。

そうしますと、潜在化していた異常がやっと表面に出てきて、身体が変わろうとしているところを抑え付けてしまうことになり、治ろうとしているものが治らなくなってしまうのです。

そして、身体はまた循環の悪い、鈍い状態へ逆戻りしてしまいます。

これは私からすればとてももったいないことなのです。

整体の後に、思わぬ症状が出ますと、「逆に悪くなってしまったのではないか」と疑われると思いますが、整体の愉気による好転反応はいつまでも身体にとどまるということはありません。

どうか不安にならずに心を落ち着かせ、身体に現れた異常感を冷静に見つめ、身体はどんどん良い方向へ向かっているということを、身体自身で観察しながら確かめてください。

するとやがて、痛みや熱のその奥から、曇り空から光が差し込むように、身体が回復しようとしている明るい光が感じられることでしょう。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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