2012年07月29日

風邪薬をお勧めしない理由

 ではここで改めて、「風邪薬」に対しての整体的な意見を述べさせていただきたいと思います。

整体では風邪薬をお勧めしてはいません。
理由は、風邪薬は風邪の治療薬ではないからです。
「風邪の特効薬を発明したらノーベル賞もの」という言葉を聞いたことはありませんでしょうか?
風邪の治療薬というのはなく、普段皆さんが使っている風邪薬は、喉痛、熱、咳、鼻水といったそれぞれの症状を緩和させる薬でしかなく、そうしている間に自然回復を待つためのものなのです。
本来、風邪の症状というのは、身体が抱えている問題を掃除するための自然な整体法なので、それを薬で止めようとしますと余計に風邪が長引いたり、こじれたりする現象が起こります。
熱が出たとき、解熱剤を飲めば確かに熱は下がりますが、今度はかえって微熱が長引いてしまうことがよくあります。
ウィルスが体内にあるとき、身体は熱を出してウイルスを煮沸消毒しようとします。
ですが解熱剤を飲みますと身体は熱を出すことができません。
それでは微熱がくすぶってしまい、そういう状態が続いてしまいますといたずらに体力をどんどん消耗させてしまうことになります。
また、微熱の状態から再び高い熱がぶり返すことがあります。
それは出し損ねた熱をもう一度身体が出そうとして頑張っている姿なのです。
熱が上がったり下がったりすると不思議に思う方がいらっしゃいますが、それは解熱剤がそうさせているのです。
風邪の治り際が悪い場合、案外その原因は風邪薬が影響していることが多いのです。
結局、薬を使うことでかえって病気の経過を阻害しているのです。
身体が熱を出すことでウィルスと戦う白血球などの働きを活性化させ、免疫力を上げるわけですから、本当でしたらむやみに下げていいはずがないのです。
熱は風邪のウィルスだけを処理してくれるのではありません。
その他諸々の体内の細菌、毒素、溜まった老廃物をも処理してくれます。
熱というのは身体を蘇生させるために必要な生理作用なのです。
薬を飲まずに自然に風邪を経過させた場合、骨格の歪みは修整され、筋肉の硬直も弛み、体内に溜まっている毒素は排出され、身体は整った状態に生まれ変わります。
ですが、薬を飲んだ場合、風邪症状が治ったとしても、骨格の歪みは修整されず、筋肉の硬直も弛まず、体内に溜まっている毒素もそのまま、風邪本来がもつ身体のリセット作用が活かされず、身体はそのまま異常を抱えていくことになります。
高い熱が必要なときにきちんと出るということは、身体が生命を保ち全うするために大切な機構なのです。
野口先生は、熱が40度を越すと遺伝性のものでも無くなってしまうと言っています。
特に子供の場合、高い熱の出る病気がたくさんありますが、遺伝的に抱えている病気を無くすためには、高い熱を経過させる必要があるのです。
むしろ、そういう遺伝的な病気を調整するために、子供の病気は身体が要求をして何度も高い熱を出すのです。
高い熱にはそれほど重要な消毒・解毒作用があるのです。

それから、さらに薬をお勧めしない他の理由として、副作用に対する心配があります。
基本的に風邪薬は交感神経の働きを緩めます。
そのことによって、身体をリラックスさせ、それぞれの症状を緩和させるのですが、当然、自然に緩んだわけではありませんので、必要以外のところまで余分に緩めてしまうことになります。
すると、ボーっとしたり、眠くなったり、だるくなったりします。
風邪症状は治っても、副作用だけが残り、いつまでたってもスッキリしないということが起こります。
一般的に風邪は風邪薬を飲まないと治らないと考えられています。
そして、いつの間にか風邪薬は風邪の治療薬という考え方が広まり、それが常識化しています。
風邪薬を飲んで、そのまま風邪が経過すれば薬のおかげで治ったとつい思ってしまいがちですが、整体の考えからすればそれは誤解です。
風邪が経過するのは、あくまでもその人の力であり決して薬のおかげではないのです。


以上の理由で、整体では風邪薬を使わないようにアドバイスしています。
ですが私の場合、この考えを患者さんに対して強制はしていません。
先生によっては、厳格な先生ほど『絶対に薬を飲んではいけません!』ときつく注意する先生もいらっしゃるようですが、私の場合はアドバイスはさせていただきますが、最終的な判断は患者さんご自身にお任せしています。
皆さん、いろいろな事情があり、薬は身体に良くないと分かってはいてもどうしても飲まざるを得ない状況もあると思うからです。
身体の状況によっては薬が必要なときもあるかもしれません。
私にとって一番大切なことは、皆さんが幸せな生活を送ることが何よりも優先されるべきことであり、それぞれの生活の中でベストな判断をされるときに、この整体の考えを判断の材料に使っていただければ、それでよいと思っています。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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