2012年02月15日

骨盤の前傾による反り腰

 立っているときの姿勢を鏡などで横から見ますと、腰が反って出っ尻になっていたり、仰向けの状態で寝ますと腰が浮いて、仙骨(~尾底骨)が下にあたって違和感を感じたりすることはありませんか?
また、寝ている状態からの寝返りのときや起き上がろうとするとき、同じ姿勢が続いた状態から立ち上がろうとするときなど、動き始めのタイミングで腰に痛みが出ることはありませんか?
この症状の原因は、骨盤が前傾して腰の背骨が反っていることによって起こります。
ではなぜ骨盤が前傾するのでしょう?
妊婦さんはお腹が大きくなるにつれて、重心のバランスを保つ為に自然と上半身を後方に引いて、「反り腰」の姿勢をとるようになります。
それによって、お腹の筋肉は過度に引き伸ばされ、大きなお腹の腹圧によって腰の筋肉は常に緊張し、それによって腰の背骨が上下に圧縮したようになって腰全体が反り上がり、痛みを発生させやすくなるのです。
妊娠中のお腹の張りや背中・腰の痛みは、骨盤の前傾によって腰の背骨が反り上がったことによるものが多いです。
出産を終えてお腹のバランスを保つ必要がなくなっても、妊娠期間中に常時引き伸ばされていた腹筋や腰の収縮した緊張はそう簡単には元には戻りません。
産後も持続している方がほとんどです。
また、育児で子供さんを抱っこしますと腰を反らせながらお腹の上に安定させるので、さらに骨盤は前傾します。
さらに抱っこで腕が前に引っ張られるので、肩は前に巻き込むようになり、頭・首が前方に出てきて猫背のように丸まった姿勢になっていきます。
こういう姿勢になってしまいますと、背中~腰の痛みだけではなく、首・肩こりなど、産後の様々な不調の原因を招くことになってしまいます。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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