2012年07月26日
レントゲンに写らない腰痛
腰痛で悩んで来られる患者さんの中には、「病院でレントゲンを撮ってもらったのですが、骨には異常はないといわれました」とおっしゃる方が多いです。
痛いのに異常はありませんと言われてしまう、患者さんとしては納得いかないものです。
私自身も経験がありますが、整形外科を受診しますと、普通はまず、問診を受け、レントゲン検査を受けることになります。
撮影の結果、骨に異常がなければ問題ないと診断されます。
そして「様子をみましょう」ということで、シップ薬や痛み止めが処方されます。
ですが、なかなかそう簡単には症状は改善されません。
レントゲンに異常が写らないからということで、腰に問題がないということにはなりません。
正常な身体が、激しい痛みを伴うことはないように、何かの状態が腰痛を引き起こしているのは間違いありません。
患者さんの中には、これまでに数軒の整形外科を受診し、果ては大学病院まで渡り歩き、それでも原因がわからず、やがては腰の痛みだけではなく、気持ちも滅入るようになり、強い不安症にとらわれてしまっている方も少なくありません。
ここで改めて、私の主観的な考えですが、レントゲンに対する理解が必要だと思います。
異常がないのに痛みがあるというのは変な話ですが、整形外科で『骨には異常はない』というのは、骨折していない、骨にヒビが入っていない、骨が変形していない、骨と骨の間の椎間板が変形していない、という意味であり、レントゲンとは骨や椎間板そのものの状況を検査しています。
骨格の歪みを検査しているのではありません。
実際、腰痛で悩んでいる患者さんの腰を観察してみますと骨格が歪んでいることが多いです。
腰が歪んでいることを患者さんにお伝えすると驚かれる方がほとんどです。
整形外科では、「骨には問題ない」と言われたのにどうしてでしょうか?
私の勝手な解釈ですが、整形外科が着目しているのは、骨や椎間板が折れていないか、ヒビが入っていないか、変形していないか、という器質的な部分に着目点が置かれています。
その骨や椎間板の器質的な状態を正確に映し出すために、レントゲン技師が撮影の際に患者さんの腰や足の位置などの体位をきれいに整えてしまうため(ポジショニングと呼ばれていますが)、骨格の歪みとしての状態が表れにくくなってしまうのではないかと考えられます。
ですから、骨に異常はなくても、実は骨格のバランスには歪みがあり、筋肉が炎症を起こして、痛みが生じるということが起こるのではないかと考えています。
ここで一応、レントゲン検査やMRIではっきりする腰痛の病名をいくつか挙げておきます。
●椎間板ヘルニア:腰のどの部分にヘルニアが出ているかということがMRIで
写りますので、何番の椎間板ヘルニアの問題かがわかります。
●脊柱管狭窄症:MRIでどの部分が狭くなっているかということがわかります。
●脊椎分離、すべり症:腰のどの部分が分離し、すべっているのかレントゲンで
確認できます。
●骨粗鬆症による腰痛
●脊柱靭帯骨化症
●内科的な疾患(癌、腎結石など)による腰痛です。
これらの腰痛はレントゲンやMRIなどの検査でその原因がはっきりとつきとめられる腰痛です。
はっきりとした症状名のつかない腰痛は、ある意味、まだ深刻ではないと捉えることもできます。
ですが、今はまだ深刻ではないにしても、骨格の歪みをそのまま放置しておきますと、やがては骨や椎間板に器質的な異常が起こり、はっきりと診断名のつく腰痛に悪化してしまうことも考えられます。
もしそうなれば手術を勧められることもあるでしょう。
時々でも腰痛を繰り返す方、常に慢性的に腰痛があるという方は、自分の腰痛は持病で治らないもの、と思い込んでいる方が多いです。
世の中には整形外科以外の治療法がたくさんあります。
私の立場としては整体がお勧めです。
どうかその腰痛をあきらめないで、治すことに前向きになっていただけたらと思います。
★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝しています
整体室のホームページです
http://www.h4.dion.ne.jp/~shizen-k/
《過去のブログ記事を整理して掲載しています》
『新潟整体室自然健康堂(野口整体)』
新潟市中央区東大通2-2-9 トーカン万代第二ビューハイツ810
TEL 025-243-0287
(胎内市でも隔週の日曜日にて活動中)
●ご予約のこと、ご質問等ございましたらメールでも受け付けていますので、
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい♪
shizen-k@excite.co.jp
痛いのに異常はありませんと言われてしまう、患者さんとしては納得いかないものです。
私自身も経験がありますが、整形外科を受診しますと、普通はまず、問診を受け、レントゲン検査を受けることになります。
撮影の結果、骨に異常がなければ問題ないと診断されます。
そして「様子をみましょう」ということで、シップ薬や痛み止めが処方されます。
ですが、なかなかそう簡単には症状は改善されません。
レントゲンに異常が写らないからということで、腰に問題がないということにはなりません。
正常な身体が、激しい痛みを伴うことはないように、何かの状態が腰痛を引き起こしているのは間違いありません。
患者さんの中には、これまでに数軒の整形外科を受診し、果ては大学病院まで渡り歩き、それでも原因がわからず、やがては腰の痛みだけではなく、気持ちも滅入るようになり、強い不安症にとらわれてしまっている方も少なくありません。
ここで改めて、私の主観的な考えですが、レントゲンに対する理解が必要だと思います。
異常がないのに痛みがあるというのは変な話ですが、整形外科で『骨には異常はない』というのは、骨折していない、骨にヒビが入っていない、骨が変形していない、骨と骨の間の椎間板が変形していない、という意味であり、レントゲンとは骨や椎間板そのものの状況を検査しています。
骨格の歪みを検査しているのではありません。
実際、腰痛で悩んでいる患者さんの腰を観察してみますと骨格が歪んでいることが多いです。
腰が歪んでいることを患者さんにお伝えすると驚かれる方がほとんどです。
整形外科では、「骨には問題ない」と言われたのにどうしてでしょうか?
私の勝手な解釈ですが、整形外科が着目しているのは、骨や椎間板が折れていないか、ヒビが入っていないか、変形していないか、という器質的な部分に着目点が置かれています。
その骨や椎間板の器質的な状態を正確に映し出すために、レントゲン技師が撮影の際に患者さんの腰や足の位置などの体位をきれいに整えてしまうため(ポジショニングと呼ばれていますが)、骨格の歪みとしての状態が表れにくくなってしまうのではないかと考えられます。
ですから、骨に異常はなくても、実は骨格のバランスには歪みがあり、筋肉が炎症を起こして、痛みが生じるということが起こるのではないかと考えています。
ここで一応、レントゲン検査やMRIではっきりする腰痛の病名をいくつか挙げておきます。
●椎間板ヘルニア:腰のどの部分にヘルニアが出ているかということがMRIで
写りますので、何番の椎間板ヘルニアの問題かがわかります。
●脊柱管狭窄症:MRIでどの部分が狭くなっているかということがわかります。
●脊椎分離、すべり症:腰のどの部分が分離し、すべっているのかレントゲンで
確認できます。
●骨粗鬆症による腰痛
●脊柱靭帯骨化症
●内科的な疾患(癌、腎結石など)による腰痛です。
これらの腰痛はレントゲンやMRIなどの検査でその原因がはっきりとつきとめられる腰痛です。
はっきりとした症状名のつかない腰痛は、ある意味、まだ深刻ではないと捉えることもできます。
ですが、今はまだ深刻ではないにしても、骨格の歪みをそのまま放置しておきますと、やがては骨や椎間板に器質的な異常が起こり、はっきりと診断名のつく腰痛に悪化してしまうことも考えられます。
もしそうなれば手術を勧められることもあるでしょう。
時々でも腰痛を繰り返す方、常に慢性的に腰痛があるという方は、自分の腰痛は持病で治らないもの、と思い込んでいる方が多いです。
世の中には整形外科以外の治療法がたくさんあります。
私の立場としては整体がお勧めです。
どうかその腰痛をあきらめないで、治すことに前向きになっていただけたらと思います。
★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝しています

整体室のホームページです

http://www.h4.dion.ne.jp/~shizen-k/
《過去のブログ記事を整理して掲載しています》
『新潟整体室自然健康堂(野口整体)』
新潟市中央区東大通2-2-9 トーカン万代第二ビューハイツ810
TEL 025-243-0287
(胎内市でも隔週の日曜日にて活動中)
●ご予約のこと、ご質問等ございましたらメールでも受け付けていますので、
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい♪
shizen-k@excite.co.jp
Posted by 心羽 at 18:10│Comments(0)
│腰痛でお悩みの方へ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。