2009年06月27日

妊婦さんへの言葉の気配り

妊娠期間中は、心がとても繊細になりがちで、つわりなどによって精神的に不安定になりやすくあります。

マタニティブルーという言葉もありますが、急にイライラしたり、涙もろくなったり、気が
滅入ったり、些細なことでも気になったり、心理の変動がしくなります。

出産後に控えている育児における様々な出来事が不安を募らせる部分もあるので
しょう。

原因は、妊娠することによってホルモンの量が急激に上下すると、視床下部がバランスをくずし、不安定な状態になるとのことです。

周囲の人は、見るもの、聞くもの、妊婦さんが不安になるようなものはなるべく見せないように、聞かせないように注意してあげましょう。


これは、私の治療室に来られたある妊婦さんの話です。

妊娠する前の、結婚する前の、独身だったときに、腰痛に悩んでいて、そこである整体
治療院を紹介してもらって整体を受けたらしいのですが、そのとき、先生に「あなたは、
骨盤の幅が小さいから将来、出産のときに難産になるでしょう」と言われたらしいの
です。

そのときは、「はぁー、そうですかぁ」と特別に実感もなくただ聞き流したらしいのですが、それから、結婚して、妊娠してから、あるときに昔に聞いた「難産になるでしょう」という
言葉をふと思い出したのだそうです。

それから、怖くてたまらなくなり知人を通して私のところへ来られたのです。

それほど難産になりそうな骨盤ではありませんでした。

安産は骨盤の幅で決まるのではなく、可動性なのです。

どんなに骨盤の幅が狭くても可動性があればそう問題はありません。

逆に骨盤の幅が広くても可動性がなければ難産になるかもしれません。

要は幅ではなく可動性なのです。

整体を受けられた後にそのことを妊婦さんにお伝えしたら、今日から安心して眠れると
言っていました。

『不眠になるまで、そこまで考え込まなくても』とつい思ってしまうのですが、経験のある方はお分かりだと思うのですが、この時期とはそういうものなのです。

周囲の方は、言葉に思いやりをもっていただきたいです。

特に、ご主人は言葉を選び、行動にも気を使ってあげましょう。

男性の立場からすると、なかなか理解しにくい場面もあるかもしれません。

奥さんの機嫌が悪くて、逆にご主人の方が嫌な思いをさせられることもあるでしょう。

ですが、この期間は限定です。

あまり、悩まずに落ち込まないようにしてください。

自然現象と思って見守ってあげてください。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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