2010年06月23日

②腕の力を抜く

 相手の身体に圧力を加えないようになるべく肩・肘・手首・手の力は抜いてください。

力を入れすぎてしまいますと手の感受性が鈍くなり、すると相手の身体の気の反応がわかりにくくなってしまったり、骨の位置や筋肉の緊張や弛緩が観察しづらくなってしまうのです。

そして、愉気を受ける側も無意識のうちに身体を緊張させてしまいます。

リラックスしているつもりでも、緊張させてしまうことがあるのです。

こちらの手と相手の身体との間に紙一枚入るか入らないかくらいの感じのイメージを持ってそっと触れてください。

また物をドンと置くように無造作に触れるのはいけません。

他人に不意に身体を触られるとドキッとするものです。

ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、自分で気を付けていても、つい相手の身体を緊張させてしまうような触れ方をしてしまう場合、それは愉気を行なう側の心の内面の現れなのかもしれません。

つい手に力が入ってしまうのは愉気を行なう側の心や頭の中が落ち着いていない為と言えますし、無造作に手を当ててしまうのも、相手の呼吸・空気を読もうとしない心の鈍さ、強引さによるものとも言えるのです。

そうした心の乱れや相手に対する気配りの無さ、強引さは、相手の身体に、そして心にもそのまま伝わってしまいます。

それは無意識のうちのことですから、お互いに自覚のないことですが、相手との純粋な同調・共鳴を得るためには、愉気を行なう側の心が頑なであってはいけません。

不安や緊張があってはいけません。

なるべく身体の力を抜いて、心を落ち着かせ、ゆったりとした気持ちで相手の身体をよく観察しながら触れてください。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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Posted by 心羽 at 14:05│Comments(0)愉気法
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