2010年07月22日

⑤愉気の処の選別

 異常部位が複数感じられる場合(身体に症状をもっている方には珍しいことではありませんが)、どこに手を当てるのが最も適当かといいますと、手が引かれるような処、手を当てると吸い寄せられるような感じがする処がいいです。

例えば、冷たく感じる処は停滞部位で古くからの歴史をもった異常であることが多く、そこに集中的に愉気をすることで全身が一気に変わることがあります。

ですが、その冷たい処を愉気してもなかなか変化が見られない場合もあります。

それでも根気よくずっと何時間も愉気を続ければ変わるのかもしれませんが、とりあえずはその冷たく感じ処は後回しにして、ビリビリしたり、熱く感じられたりする処(過敏な部分)から愉気をしていきますと冷たい処にも感応が起こり、改めて冷たい処に愉気をしますと気が通りやすくなって呼吸が入りやすくなっていくことがあります。

あまり最初から詳しく説明しすぎてわかりづらくなり『やっぱり愉気は特別な人にしかできないもの』と思われてしまいますと、私の『みなさんに愉気をお伝えしたい』という意図とは逆の結果になってしまいますので、詳しく説明することはこれぐらいにしまして、まずはご自分の直感を優先にして気になる処に愉気してください。

それが身体にとって一番正確です。

もし分からないことがありましたらどうぞ私に聞いてください。

ですが、何度か愉気を行なっていきますと次第に手が慣れて、手の感覚が高まってきて、しだいにこういう感覚が当たり前のものとなっていくでしょう。


相手の背中に手を当てていて、悪いところがどこかわからなくても、相手の方で触られた感触が処によって違って感じられることもあります。

そういうときは、受けている人が愉気をしてくれている人にその処を伝え、愉気してもらうとよいでしょう。


★お付き合いくださり、ありがとうございました・・・感謝していますface02

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Posted by 心羽 at 16:36│Comments(0)愉気法
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